PPK
高齢の両親が、
正月に兄弟たちと集まると
よく言っていた言葉。
「PPK」
なんの頭文字だと思いますか?
「ピンピンころり」
(PinPinKorori)
の略なんです。
健康に生きて、
寿命がきたらコロッと逝くこと。
10数年前、30代の私は、
不摂生しているのに、
健康診断や人間ドックはほぼオールA。
「不健康が健康」だなんて
豪語していました^^;
当時は、
なんのこっちゃと思っていたのですが、
40代になってからは健康診断で、
婦人科系、肝機能、甲状腺等で、
要精密検査が連発し、
頸がんや肺がん等のがん検診で
芳しくない結果が出た経験をした
今なら、痛いほどわかります!
日々のニュースでは、
水難事故や自動車事故など、
悲しい不慮の事故も多々。
もしかすると、
「畳の上で死ぬ」
こと自体、幸せなことなのかもしれない。
(夜寝て、そのまま朝目覚めずに、
布団の中で安らかに死ぬこと)
健康と時間はお金では買えないし、
不摂生の積み重ねがチリツモとなり、
病気の種となりいつか刃となって
芽を出すこともありえます。
(病気は遺伝・突発等いろいろですが、
不摂生の観点で)
何〜で急にこんなことを書こうかと
思い立ったかというと、
ここ最近、
「毎日を丁寧に過ごそう!」
という思いが強まったから!
病気じゃなくても、
事故や不測の事態で、
どうなるかわかりません。
家族とすごす時間、
知人や友達との関わり、
朝食や夕飯を作るにしても、
ひとつひとつを大切にしたいなと。
といっても、
めっちゃキレイゴトなので、
できる範囲でですが。
例えば、
最後に食べた夕飯が、
店屋物やレトルトだったらやだなぁとか。
朝もギリギリまで寝ていたいけど、
なるべく手作りで、
卵サンドとか、
愛情を込めて作りたい。
家族が笑顔になれる事をしよう!
ってレベル感で。
親子喧嘩、夫婦の小競り合いなど、
それはそれでありありですが、
気の持ちようっていうのかしら、
ちょっと視点をかえることで、
毎日がより楽しくなってきました♪
小さな頃、
飽きっぽく勉強嫌いで
出来損ないの私に、
厳格だった父に、
(今は随分丸くなりましたが)
「馬鹿は死ななきゃ治らないぞ!」
なんて罵倒されていましたが、
馬鹿は治らなくても、
馬鹿なりに楽しむ方法を、
模索すればいいじゃん♪
と思ったら乗り切りました。
レベルは違いますが、
「気づき」
「ポジティブシフト」
が大事ということ。
それと同じような、
「きっかけ」を与えてくれたのが、
肺がん検診でした。
結果、肺がんではありませんでしたが、
CT検診の結果が出るまでの1週間、
死を意識したことで、
今、自分がやるべきこと、
家族との日々の生活をどう過ごすか、
どう生きるべきか、
自分自身と向き合うことができました!
人間、「きっかけ」って大事です。
なかなか変われませんから(笑
父のように80代まで生きれたら、
きっと「PPKが一番よ〜」なんて、
豪語しているおばばになっていたい★