9才の男の子 | 光と影をみつめて…『人生まだこれから』☆与思恵

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人生色々あるけど、幾つからでも楽しむ事は出来るもんですね。

先日夜、どうしてもシャープペン
が必要でマンション隣の
コンビニに買いに出た。

一番安いシャープペンを手に
レジに向かい並んでいた。
するとレジの店員さんとは
別の店員さんが店内にいた
男の子に「大丈夫?1人で
帰れる?」と聞いてるのが
聞こえて来たので
何となく気になり
様子を伺っていた。
小学3~4年生ぐらいの男の子。
泣いているようだ。
泣きながらも店員さんの問いかけ
に頷きながら外に出て行った。

男の子を見送った店員さんが
レジに来て私の精算をして
くれた時に気になったので
聞いてみた。
「あの男の子どうしたんですか?」
店員さん、「何か嫌な事が
あったみたいで…」とだけ
一本のシャープペンの精算を
済ませ気になり
急いで表に出たら
コンビニの前の隅で泣きながら
立っていた。
思わず、「ボク大丈夫?
お父さんかお母さんと一緒じゃ
ないの?」と声をかけてみた。
男の子は泣きながら首を
横に降った。
私はおうちは近いの?と
続けて聞いてみると男の子は
頷いた。何があったのか?
男の子はしゃくりあげて
泣いていたので、背中を
さすりながら、店員さんに
聞いた何か嫌な事を思いだし
男の子に「何か嫌な事が
あったの?」と聞いてみた
ところ、頷いたので
そっかそっか嫌な事が
あったんやね。とだけ言って
背中をさすった。

男の子に何年生か聞くと
四年生との事。体操教室の
帰りで何やらあったらしい。
もしかして怖い思いをしたのかも?
でもそうではかった。
最近は成人男性が男児に
イタズラするケースもあるので
そういった犯罪で怖い思いを
したのでは?と心配したが
どうやらそうではなさそう
だったので少しはホッとした。

少しずつ話をしてくれて
名前は せいや君
小学4年生で家は歩いて
10分ぐらいの所との事。

何やら大事なものを友達に
持って行かれ、それを取り返さないと帰りたくても帰れないと
泣きながら話してくれた。

コンビニ内で男の子を
見かけたのが7時半ぐらいで
時間は8時前。
その大事な物を取り返すため
彼は1時間以上友達を
探し回っていたようだ。
親御さんが心配してるのでは?
と思い携帯を持っているか
聞いてみたけど、まだ持って
ないとの事。

1人には出来ないので
少しずつ話を聞き出すと
どうやら彼の大事なものとは
キックボードで去年の
クリスマスプレゼントで
もらったものを友達が
借りるわ~と言って持って
行ったまま戻らず、それが
故に帰りたくても帰れないし
そもそもキックボードで
体操教室に行ってはいけないと
お母さんに言われていたとか。

彼にしてみれば怒られる
怖さもあったのだろうし
クリスマスプレゼントで
もらった大事な物を何とか
自分の手で取り戻したかった
思いもあり、悔しさやら
悲しさやら、色んな思いが
こみあがっていたんだと思う。

お母さん心配してるんじゃない?
と言うと、彼なりにそれも
理解してるからか一層
しゃくりあげて泣いていた。

キックボードを何とか
取り返したい彼の気持ちも
すごくわかる。
プレゼントとしてもらって
彼にとってはとても大事なもの
で顔向け出来ない!て思いも
あったのだろうし
9才の男子なりのプライド
もあるだろうし
お母さんに叱られる。の
思いもあっただろう。
でも時間は8時を回ってしまった
ので、彼の気持ちも尊重
しつつ、お父さんお母さんが
きっと心配している事
キックボードも大事だけど
お父さんお母さんにとっては
せいや君の事の方が
ずっとずっと大事なんだって事
怒るとしたら、それは
心配しての事
自分で何とか対処しようと
がんばったのは凄い事
正直にお父さんお母さんに
話す事など、少しずつ
説得してとにかくおうちに
帰ろう。と提案すると
ようやく彼も納得してくれ
帰宅する事になり、彼を自宅
近くまで送って行く事にした。

子供の足で10分ぐらいの所の
大型マンション。
マンション前で
じゃあね!バイバイ!と言うと
ありがとございました。と
頭を下げてお礼を言ってくれた
せいや君

親御さんがどうか彼を
叱らないであげて欲しいな…と

シャープペンを買うだけで
直ぐのつもりだったので
ジャケットも何も着ず
出て来たのでサブいぃ〰️( ; ゜Д゜)
となり、シャープペンと
財布だけ握りしめ
小走りで帰宅した。

せいや君のキックボード
お友達きっと返してくれるハズ。
そう信じたい。