東京上野の国立西洋美術館で開催中のピカソ展ヘ行ってきました。
パブロ・ルイス・ピカソ
スペインに生まれ、フランスで活動した画家
1881年ー1973年
『まだ見たことのないピカソ』
35点が日本初公開作品とのこと。
ちょっと(だいぶ?)個性的なピカソの絵は、誰もが「ピカソだ!」とわかるからすごいな。
「絵画の視覚革命」とされるキュビズム。
見た通りには描かず、考えた通りに描いたピカソ。
図形のような“形”の印象が強く、作風が変転することで知られますが、“色”もなかなかの変わりっぷり。
青やピンクにこだわった時代。
色彩喪失時代もあれば、強烈な色使いの時代も。
ピカソって、こんな絵も描くんだぁ~と思える作品もあって、おもしろかったです。
恋多き画家としても有名なピカソ。
注目は、ポスターにも使われている恋人のひとりドラ・マールの肖像画。
私には難解なピカソですが、
ファッションカラーも
白い肌も、
観る人に委ねられる表情も、
余白の取り方も…
彼女の魅力を膨らませるように思えました。
形と色による新しい手法に挑戦し、戦争と向き合ったピカソの表現の変遷をたどれる展示でした。
同じ時代に活躍したクレー、マティス、ジャコメッティらの作品も展示。
色彩にポエムを感じるクレー。
色彩にリズムを与えるマティス。
なんだか会場内で互いに作用して響かせ合っているような雰囲気。
空いていたので、ゆったりと鑑賞。
ほとんどの作品が撮影可でした。
最後の会場では、ジャコメッティ越しにピカソ♪なんていう贅沢な写真も撮れました。
東京上野の国立西洋美術館にて、
2023年1月22日(日)まで開催。
その後、国立国際美術館(大阪)へ巡回予定
2023年2月4日(土)~5月21日(日)
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