YOASOBIの『群青』
今頃?ですが、いい曲ですね!
“小説を音楽にするユニット”
“デジタル配信限定”
など、大きな話題を呼び、去年の紅白にも出場しましたね。
美大受験がテーマという漫画『ブルーピリオド』から生まれたとのこと。
『ブルーピリオド』は、画家ピカソが若き頃の不安や葛藤を抱えていた「青の時代」に由来するようです。
そこから『群青』というタイトルに…
色名の「群青色」は、こい紫みの青。
「群青色」
*色再現は、JIS採録の色の値参照
「群青」は、アズライト(藍銅鉱)という鉱物を砕いた青色顔料。
その顔料の色が「群青色」。
天然顔料の「群青」は、鮮やかな色です。
絵の具やクレヨンに「ぐんじょういろ」が入っていたので、子供の頃から知っていた色の名前。
漢字では、青が群れると書いて「群青」。
青と比べてみると…
歌詞の中には「群青」は登場しませんが、
「訪れた青い世界」
「しがみついた青い誓い」
「見つけ出した青い光」
という言葉が出てきます。
「群青」は、青の集まりを意味する色名
きっと、それぞれ感じる青(感情)が群れ集まって、より深い「群青色」(思考)になるのだと、この歌を聴いて思いました。
その先は、
「自分で選んだその色」で…。
「自分しか出せない色」で…。(行動)
心がざわざわする時、
自分を認めてあげる力が弱いと思う時、
少しだけ勇気がほしい時、
「群青色」を視界に入れながら聴いてみる。
澄んだ声で奏でる言葉が心にしみて、「群青色」に秘められた深遠さを感じることができます。
“とっくに過ぎ去った青春時代”
ですが、『群青』は、無理に納得することに慣れてしまった大人にも「大丈夫」と励ましてくれる曲であり、色だと思います。
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