よく見聞きする「春色」って何色だろう…?

 

そもそも、なんて読んでますか?

辞書には「しゅんしょく」と読んで

春の景色。春の気配。

*秋色も「しゅうしょく」と読み、秋の景色や気配の意。

 

「春色」「秋色」のもともとの使い方。

「色(しょく)」は、景色、趣きや様子の意味があります。

 

色彩講師の養成講座の最初の講義。
「色」の意味や読みから学びました。

 

最近は、「はるいろ」の読みで、

春らしい色。桜色や若草色など春を連想させる色。

goo国語辞書より

の意味も載っているようです。

 

「はるいろ」は、新しい言葉なんですね!

ファッション雑誌では、白、ピンク、黄緑、黄が多いように思いますが、特定の色より明るい色調を表しているようです。

 

ファッションカラーのお手本と言えば、平安時代の重ねの色目。

四季の色の移ろいや彩りを、衣の表裏の色を変えて重ねて楽しむ配色美。

 

春の重ねの「桜」と「若草」の色合わせ。

(画像の色はイメージです。)

「桜」

表:白 裏:紅花

 

「若草」


表:淡青 裏:濃青

 

春の節句の菱餅も、ピンク・緑・白
 
「はるいろ」の主役色には、ピンクと緑(黄緑)が入りそう?

 

でも、春の色は、それぞれが「私を見て!」と主張しているように見えます。

だから、人それぞれの春らしい色があるのでしょう…。

さて、「はるいろ」「あきいろ」という新しい読み方の言葉。

 

これは、80年代アイドルの女王松田聖子さんの影響力では?と思います。

春色の汽車に乗って 海に連れて行ってよ~ルンルン

で始まる「赤いスイートピー」。

出だしから何色?と思う汽車。ぽっぽ2ぽっぽ4ぽっぽ3

 

昨日のパーソナルカラーイベントで、春のドレープを当てるたびに心の中で歌っていました。

 

そして、「風は秋色」も…。ウインク

 

◆関連記事

『晩夏色ってどんな色?水色?紅?群青?紫?』


☑検定試験ワンポイント
「かさねの色目」

「襲」と「重」があります。
◆襲の色目:複数枚を濃淡に重ねる
◆重ねの色目:表裏の色を変えて重ねる

カラーコーディネーター検定2級、3級、色彩検定1級の各公式テキストに記載があります。

 

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