スポーツの勝ち負けに、白星や黒星
という言葉をよく使います。
「白星発進」「黒星を喫する」など。
なぜ勝ちが白で、負けが黒なのか…?
なぜ「星」なのか…?
ふと気になり、調べてみました。
昔から、相撲の勝敗は「星取表」と
いう記録帳に記され、勝つと白丸、
負けると黒丸をつけたことが
始まりのようです。
相撲は、倒れるなどして身体に土俵
の砂が早くついた力士が負けです。
ここから、「土がつく」という言葉
が負けを意味するようになり、
負けたほうが黒く塗りつぶされる
ようになったようです。
身体に黒い土がつくと負けの●。
(案外わかりやすく単純…)
つまり、白や黒には色としての意味
はなく、相撲のルールから勝ち負け
を表現していたことになりますね。
また、金星(きんぼし)も相撲用語。
もとは、平幕の力士が横綱に勝つ
ことを意味していたようですが、
今は、どんな競技でも格上の相手に
勝利した時に使われています。
白星、黒星にちなんで生まれた表現
のようですが、こちらの「金」には
色としての意味がありそう…。
横綱に勝つことが、それほど特別な
ことだと認識させるイメージの色?
それとも、金星獲得は報奨金に加算
されるので、お金のイメージかな?
勝敗を表わす金星・白星・黒星は、
星(☆)のイメージから 何となく
米国の勝敗の数え方が伝わった
のかと思っていた私…。
相撲は、日本の国技ですから、
日本独自の言葉であり、相撲の文化
だったんですね…。