こんばんは^^


サムライ思考術 心の処方箋カウンセラー佳子(よしこ)です。



「ことばきんしマーカー」ってご存知ですか?


そのマーカーで線を引かれた言葉は、使用禁止。


もし使うと雷が落ちるという怖~い道具。



こんな不思議なもの


もちろん現実のものではありません。


ドラえもんの道具です。



お話では


のび太の大好きなしずかちゃんが


ピアノの先生に「ダメダメ」ばかり言われ


かなりへこんでいたので


「ダメ」という言葉を禁止するということから始まります。


のび太は辞書を片手に


次々と汚いことば、ネガティブな言葉に線を引いていきます。


すると、その言葉を使った人々は、


その度にかみなりが落ちるので


怖くて使えなくなるのです。


そんな中、のび太は、またしずかちゃんに会います。


元気になっていると思いきや


やっぱり元気がないのです。


どうしたのかとのび太が尋ねると


ピアノの先生が前のように言ってくれなくなったというのです。


のび太はいいじゃないかと言いますが、


しずかちゃんは、違うと言うのです。


先生は、私の為に言ってくれていたと。


そこには、自分を想う気持ちがあったと。


何も言われなくなり、先生の気持ちが感じとれなくなったのですね。


しずかちゃん同様、町内全体に活気がなくなってしまいます。



私は、最近の教育の傾向が


この「きんしマーカー」的になっていないかしら…と思うときがあるのです。



私の小学校の時の担任は、もの凄い怖い先生でした。


いたずらがひどい生徒には、手がでることもありました。


それでも、その先生は、生徒からとても慕われておりました。



その先生の叱り方は半端なかったけれど、


それは、子どもからみても理にかなっていて


クラスみなが反省できました。



ドラえもんでも言っていましたが、


汚い言葉、人を傷つける言葉が問題なのではなく、


それを使う人の気持ちが問題なのだと。



相手を想っているからこそ


ネガティブな言葉が出てしまうことってありますよ。


その頻度が多くなるのが 子育てです。


言ってしまった後に


あぁ…また言ってしまった…


と反省の連続。


でも、大丈夫なんです。


相手の成長を願っての言葉なら。



ドラえもんのそのお話の中で


おもしろい場面がありました。


ジャイアンと、スネオが、のび太に対し


「あーのび太くんは天才だから」とか


「のび太くんて凄いね!」みたいな


超誉めまくりの言葉を浴びせます。


なぜなら、けなすと雷が落ちるから、わざと誉めまくっているのです。


すると、のび太は、いい気分になるどころか、嫌な気持ちになったのです。


余計バカにされているような気持ちになるのです。



言葉は心を表す道具です。


もちろん、いい言葉にこしたことはありません。


でも、見てくれだけよくしても


品質(この場合、心)が伴っていなければ、


それは重みのない紙のように吹けばと飛んで行ってしまうようなもの。



だったら、ネガティブな言葉、態度という表面的なものにふりまわされることはないですね。


自分が言ってしまったとしたら


相手に何を伝えたかったのか


相手に言われたとしたら


自分に何を伝えたかったのか



それから、別の伝え方を考え


次に繋げられたらいいですよね。



私は、毒舌母ですが


毒舌にまけない息子たちに育っております。



ドラえもんも、なかなか奥深いですね。



本日もお読み下さりありがとうございましたm(_ _ )m