くどいようですが、自分の書く感想文はコミックス未掲載分含めた「二周目以降の感想」です。
その後の原作である程度答えがわかってから読み返した人の「ヤラレタ」感満載の感想ですので、
○巻の、といいつつネタバレとか何も考えずにあっちこっち後の話が出てきたり、思い込みやら勘違いも満載で、文章力も微妙です。
なので、読んでない人はまず原作を読むといいですよ!
「フフフ、そこんとこは自分は最初に読んだときから気づいてたんだよ」とかっていうヘンな快感が味わえなくなるから!(笑)
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んでは第一巻中心に。
中学野球を振り返る三橋君から物語は始まります。
そういえば、9分割の的が置いてある三橋くんちを叶君はなんで知ってたんでしょうね。
遊んだのは瑠璃ちゃんちにきたときだけで、中学入ってからは三橋君瑠璃ちゃんちにいたんだし。
県外の実家に遊びにくることがあったほど仲がよかったのかなあ?
それとも高等部行かないっていう話になったときにでも実家に直接話しにいったのかな?
それとも、瑠璃ちゃんちの庭におとうさんが作ってくれた的だけ持ってきてたのかな?
それが一番ありそうかな?
…とか、のっけから妄想方面にいきそうなんでこれはこのへんで(笑)
そして入部を迷いつつも三橋君はグラウンドに行き、モモカンやメンバーとの初対面のシーンへ。
花井君が「俺野球じゃなくてもいいしー」とか言ってます。
でも、ほんとは野球が一番したかったんだよね、花井君。
体動かすためにやるならなんでも一緒だし、初心者で別のスポーツやったって適当についてける程度の自信はあるし、やったらやったでテキトーに面白いだろうし、ついでにもしかしたら高校野球おたくのお母さんもうるさく口出しできないだろうから(笑)そんでいいや、みたいな。
でも、「なら、初心者の女監督と一緒にちんたら遊び半分みたいにやる野球でもいいじゃん」とはならない。野球やるなら馬鹿みたいにムキになって頑張るのがいい。そうじゃないならやりたくない。つまり野球はやっぱり特別だったんですね。
そういう意味では監督女だし、っていうのは阿部君も言いそうです。つか、下見にきたときに確実に言ってそうです。
面と向かって言わなくても「チ、監督初心者の女かよ。西浦はナシかな」とか「星の数ほど可能性があった」当時の阿部君ならばそう思うだろうし、栄口君も、言わないかもしれないし阿部君や花井君とは違う感じかもしれないけどちょっと引っかかったりはしてそうです。
たぶん垂直ノックとか甘夏つぶしなみのモモカン実力アピールは阿部君が最初に来たときにもあったんじゃないかなあ。モモカンの122キロ投球にも阿部君は驚いてなかったので、捕らせて黙らせた(笑)のかもしれませんね。あとは志賀先生のお話とかですかね?
栄口君と阿部君とシガポモモカンの春休みっていうのも、見てみたいですよね。何話してたんだろう。
最近、阿部君の「夢のような目標」って
「少年野球の監督」とか[プロ野球の監督」とかだったりして、と思いはじめまして、
それなら監督オンナでも、文句言わなかったかもしれないと思いはじめました。
捕手→監督っていうのって、実は結構よくある話らしいですし。
(アメリカでメジャーの監督に抜擢された人が、まったくメジャー経験のない2部リーグの捕手だったが
「だって彼は捕手だったんだから」って周りがそれで納得したとかいう話があるくらいの話らしい。)
西浦にはいっていい投手に出会える確率なんてすごく低かったわけだし、榛名君にリベンジどころか、
部員も9人揃わなかったかもしれないし…それでもイイナと思ったのは、高校生活3年かけて新しいチームを作っていくこと自体に魅力を感じたのかもしれないなーと。
三橋君との3打席勝負がうやむやのままおわり甲子園に行ける、ってなったあと、
結局やめないことにした花井君に突っ込みが入らないのも面白い。
お前やめるんじゃなかったのー?みたいな茶化しはあったかもしれないけど、でもみんな「このチーム面白そうだよね。アイツもそう思ったんだろな」って思ったんだろう。
で、阿部君登場。この子は面白いキャラですよね。大好きですよw
三橋君が作者が高校生のころから考えていたキャラクター、というお話なので、
阿部君はじゃあいつごろからできたのだろう?と思うのですが、
今の形になったのって連載前くらいなのかもしれないですね。
初期の名前「しんのすけ」だもんな。
実在捕手阿部もくれよんしんちゃんもまだまだメジャーでなかったころにつけられた名前だとすると、初期設定の阿部君が畠君にしかみえないようなデザインでも、一人称が「おで」でも全く驚かない。
ていうか、かなりそうだったんじゃないかなとすら思う(笑)
今の阿部君の設定っていうのは当たり前だけど三橋君が固まってから出来たんでしょうね。
こいつとバッテリー組ませるとしたらどーゆー奴、みたいな。
色々な候補があった中で「こーゆー奴だったら一番ハナシが面白くなる」って作者が思ったのが今の阿部君。
なので誰がどう言おうと最終的にはベストパートナーであるということは間違いない。もちろん最強とかそういう意味でなく、面白い野球ドラマを作るための最高の相方としてデザインされたキャラクター?って感じかな?
何がいいたいんだろう、自分(笑)
ああそうだ、あれだ。途中でいくらいちゃこらしてても一向にかまわないけど、人気があるからってハヤテのメインヒロインがヒナギクになるなら、自分はもう読まないよと思うのと同じで、三橋君の相棒は阿部君じゃないとだめなんです、みたいな(わかるか)
第一巻はとくに、野球をどれだけ知っているかとか、学生時代運動部をやったことがあるかどうかとかでものすごく見方が変わるんじゃないかなあと思います。
どちらがいいとかそういう話じゃなくて、運動部やったことのない人と話してて、引っかかるところが結構違って面白かったので。
たとえば「俺の言うとおりに投げろよ。サインに首振る投手は大嫌いなんだ」
この台詞、阿部君の腹黒さをあらわすあり得ない脅迫みたいな感じで語られてることがありますが、三橋君がフツーの子だったら、そりゃ感じよくはないですし、喧嘩にもなるだろうけど割とフツーの台詞なんですよね。まあ、三橋君はこの台詞までの時点でもフツーでなさの片鱗をアピールしていますけれど、「これから3年組むなら初めにこれくらいカマしとかないと」くらいの感じで言ったんでしょうね。
「まさか本当に全然首振らないとは思ってなかった」っぽい描写は後々ちょこちょこ出てきますし。
むしろ「何で俺はコイツを榛名と一緒にしてたんだろう」とか後で思ってるくらいだから、
言ってもきっとぶんぶん振られるんだ、だって投手だし、と思ってたのかもしれない(笑)
まあ、そんなふうに思うのは、種目は違いますが、自分も中学時代チームメイトに似たようなことを言われたことがあるからなんですが…w
中学最初のバッテリーが榛名さんで、「榛名のトラウマが阿部を」みたいに言われるけれど、阿部君は小学生からキャッチャーやってたみたいだし、榛名さんが卒業後もシニアでキャッチャーやってて、普通に考えれば3年のときはレギュラー捕手だったんでしょうから、自分なりの「ピッチャー操縦術」みたいなものは持ってたと思います。そのときのピッチャーは同級生か後輩ですから心の中で「チ、くそボールほうりやがって」とか思っても「いや~お前今日球はしってるよ!」とかおだててみるとか、そういうのも普通にやってたと思うし、三橋君に言ったのと同じことを言われて「タカヤ先輩、怖いし」って首振れなくなった後輩の子とかもいたかもしれませんが、先輩後輩だったら割とソレも普通な気がします。
まあ、「何で俺はこいつを榛名といっしょにしてたんだろう」とか後で思ってたので、榛名君と三橋君以外には言ったことの無い台詞だったのかもしれません。
ほんとに「スゴイ」と思ったのは榛名君だけだったんでしょうね。三橋君に会うまでは。
投手として「スゴイ」と思った人と、バッテリーどうしっていうだけじゃない友情とか絆みたいなものを結びたいと思ったけど駄目だった。それもあるでしょうけど、たぶん「こいつと一緒なら俺どこまでいけちゃうんだろう」って香具山君が後にいっていた、アレを阿部君に初体験させた人が榛名君。なのに『一緒に力合わせて強くなろう』とは思われていないとわかってしまった。そんな感じなんでしょうね。
トラウマっていうほどのものじゃないっていうか、友達じゃないけどチームメイト、っていうのは普通にあることだからなあ。
自分も中学時代のチームメイト思い出すとまた会ってもすぐに一緒にバスケできそうだし、プレイの癖や好みやいいところや悪いとことかもちゃんと思い出せるけど、趣味とか性格とか全然知らないし、
バスケ以外のことを一緒にすることが想像できない相手って居るよ。
これもたぶん、運動部に限らずそういう経験のある人ならうんってうなずいてくれるだろうけど、ない人には不思議に思えるとこなんだと思う。
友達じゃなくても、むしろあまり好きじゃない奴でも、最高に息のあったコンビプレーとかってできますか?
答えはイエス、ってとこ。
だから、シニアのチームメイトからあそぼーって連絡こないのは当然なんだよ阿部君。
チームメイトじゃなきゃ阿部は自分に用はないよな、まあ俺もないし、って付き合い方してたんだもんね(笑)
合宿の夜。阿部の手を握るモモカン
これ普通に阿部君の高校生活3年間が恋愛関係に関しては監督への秘めた憧れで終わっちゃうレベルの出来事だと思う(笑)
だって、あの外見で、あの乳ですよ!それが夜二人っきりのときにぎゅっと手を握ってじー、ですよ!あなたはやれば出来る子!とか言うんですよ!
…あれきり意識しないとかありえないと普通におもうよ!!w
美人で巨乳でしかも、阿部君の価値観の中でもっとも重要であろう野球というものに関してはミラクルにスゴイ女性なんですしね。のちのち語られる好みの問題に関してもモモカンのお肌は絶対バッチコイだと思うし、イロイロなとこもちゃんとしてそうじゃないか。
まあ、「監督と選手だもん、マズイヨー」という分別は阿部君に限らず皆にあるでしょうし違う話になっちゃうから勿論進展はしないと思うけど。実は物陰からあのシーンを見ていた千代ちゃん、とか後で出てきたら受けます(ぁ
千代ちゃん周辺もどうかなー。
千代ちゃんはソフトボールも上手かったらしいので、もし中学から阿部が好きで阿部のためにマネージャーになろうと思ったならちょっと嫌だな。
高校生なら女の子もまだ自分に夢見たほうがいいと思うんだ。
なってからなら割と納得。阿部はなんかこう、確かに高校生くらいでまじめな女の子に片思いされそうなタイプですよ。
まあなんだろう、阿部とくっつくのが嫌なの?とかっていう話じゃなくて、野球の話なんだからそんなのは要らないとかっていう話でもなくて、片思いで終わったりするのがリアルだとかでもなくて、おお振りなんだからなんか想定外のヤラレタ感を味合わせてくださいよって感じです。水谷君含め(笑)
んで練習試合。
と言うかすでに長すぎです(笑)
さて、一周目に「なにこの唐突なBL展開は!」と自分を萎えさせた伝説のあのシーンです(笑)
しかし畠君三橋君見つけるの早すぎ。
ていうかあの場所は中学時代三橋君のいじけ定位置だったのかな(笑)
畠君についても今思うと、「なあ、三橋、叶と代わってくれよ」って普通に頼んだときもあったのかもなとか思うと、不憫ですよね。
だって、三橋君のクセとか覚えてたんだよ。絶対にまじめにやってたときもあったんだ。
練習試合だろうが打ち込まれようがチームメイトに頼まれようがなんだろうがマウンドを降りない三橋君とそれでいいやって感じで好きなだけ投げさせる監督。
チームが勝つためにはここで打たれた三橋に代わって二番手叶に交代、叶のフォークがあればあとは切って取れる、まだ勝てる望みがあるのに、とか、三橋は投げると言い張ってるけどどうみても体力的には限界、みたいな状況だってあったはず。
「叶君って三橋の幼馴染で最後にあんなこといいに来るくらいならなんで中学のときもっと三橋がチームに仲良く溶け込めるようにしてあげなかったのかしら」っていう意見をみたこともあるんですけど、これはまさに叶君が三橋君主役のお話に登場する「いい人」役な場合のお話ですよね。
叶君は実力で三橋君に負けてると思ってたから「ひいきのエースだ」と畠君たちと一緒になって三橋君を降ろして「いい奴だから」という理由で自分がマウンドに立つことになっても、うまいこと人間関係をとりなして三橋君がみんなのエースとして認められてチームが三橋君を中心にまとまっても、どっちもちっとも嬉しくはないんですよ。だから、苛めもしないけど庇いもしない。
叶君主役のストーリーなら、叶君はそんなことする前にまず自分の実力で三橋君に勝たなければならない。
子供達が煮詰まっていじめになってしまう前に、
よし交代だ三橋に代わって叶!修ちゃん!後は任せろ!うん!次は俺、完投するっ!まけねーぞ、次こそ先発俺だ。はっはっは……なら普通に野球になったのにね。
まあつまり、なんか考えると一番駄目なのって中学の監督じゃあないのかと(笑)
…でもそうじゃないと高校に入る前に終わっちゃうものな。ていうかそのまま高等部にいって叶君と切磋琢磨しながら普通の野球部だw
さて、動揺する三橋君の手をとりあえず握っていい投手だよ!って言ってみる阿部君。
しかし乳も説得力もないので三橋君の心に響きません(笑)
そんで、三橋君の手が頑張ってる手だなと思ったら、泣けてきて、お前がスキだよと叫ぶ阿部君。
このシーンはものすごく違和感がありますよね。読んだ人ほぼ全てが違和感を感じるシーンだと思う。
「なんだ、BLモノか」って片付けた人。
「オンナが男同士の友情とか青春とかって熱く語りたがってるみたいだけど無理あんな」って片付けた人。
「展開唐突すぎでしょ。いきなりこんな最終回ちかくみたいなノリありえないよ」って片付けた人。
「作者の言いたいコトはわかったけど、合わないな」って片付けた人。
「ああ、いいシーンだねえ!って普通に思ったよ!」…ていう人…は…いるのかな?まあ、いるかも?アニメから見た人とかには結構いらっしゃるかも。声優さんの演技がいいし、動くしなー。
他にも色々いると思うけど、作者が確信犯であることを確信していなければ、
そういうふうにこの違和感満載のシーンを何かこう適当に片付けた人は沢山いると思う。
そしてそのまま読むのをやめた人と、なんか大なり小なり引っかかったものをその人なりに片付けてその先を読んだ人に分かれる…んじゃないかと。
ちなみに自分は1番目で、やめた人です(笑)
あ、BL嫌いだからとかそういうのではないですよ。ほんとはBL大好きでそれが描きたい作者が大人の事情に合わせてタテマエを押し出して描いている作品なのかな、と思っちゃったということ。
あれだほら、爽やか青春モノといわれる漫画でやけにねちっこく描かれた女の子のぱんつの皺を見つけてしまったときのような感じ(わかるか)
こいつ頑張ってるなって思ったらじわっとクルっていうのは経験あります。
ありますけど、ここまでの描写だけだと、阿部君がそこまで体育会系にアツイ奴だってことはわからないんですよね。阿部君の三橋君の投手能力に対する評価がものすごく高いってことも読者にはなかなかわからない。わかってて読み返したらぎらっぎらの目で球種は!?とか、「甲子園にいける」とか、そういうのに片鱗は見えるんですが、まだ試合もしてないし榛名君の話も出てきてないし、阿部が勝算がなければそんな夢みたいなことを言い出すタイプではないってこともわからないし、野球に詳しくなければ9分割のコントロールのありえないくらいの物凄さもまだまだピンとこない。
そしてなにより漫画ですからして、読者が理不尽に感じようが唐突に感じようがキャラが崩壊してるように感じようが作者がそうですと言うならそうですか、ですしね。
で、阿部君フィルターの「頑張ったのに中学のやつらに理解されなくてチームから追い出された三橋」がイコール作者の言いたいコトなのかなあ、と普通に読んだら、ものすごく気持ち悪い世界観で作られた話なのかなって思っちゃうじゃないですか(笑)
だって、ソレありえないでしょって話なんですよね。実際は間違った頑張り方をして、ひいきに甘えてわがままを通し続け、チームの皆を理解できなかった三橋君、っていうのがあるんですからね。
形だけは20年前の少年漫画か?!BLか?!という熱さで手を取り合った出会って数週間の野球少年二人。なんか色々大事なことがわかっちゃった様子。
「それが捕手か!」って何か悟っちゃってる阿部君も、たぶんわかりましたよ!捕手!とかモモカンに言ったら、んー、まだまだだねーってきっと言われるんだろう。
「俺も阿部君が好きだ!」ってキラッキラの目で三橋君が叫ぶ。
でも何で好きなのかっていうと、「俺のことわかってくれて頑張ってるから好きだって言ってくれたから」なんですよ。
言うのはいいけどいわれるのはビミョーだなって阿部君が言うけど、BL的な意味でなくとも、
何もかもがビミョーですよね。
作者の考えなんて本当のとこはわかりませんけど、このシーンはだから、
流してもらっても一向に困りませんが、よかったら「何これ」って思って色々考えてください。ヘンでしょ?ワタシは答え知ってますけど、他の人にどんな風にとられるのか見てみたいな!ワタシの想定外の解釈ってありますか?
みたいな確信犯的な読者への挑戦は確かにあるんだと思います。
少年ジャンプじゃなくて、アフタヌーンですしね、掲載誌。
そしてこのあたりはずっと一貫した姿勢ですよね。読者にわかりやすい誘導とスッキリとした種明かしをすることを潔しとしないタイプの作家さんです。
いつになるのかわからないけど、三橋君から阿部君の手を取るシーンとかあるとなんかアンサーシーンっぽくていいですね。
そのときの二人がどういう関係になっているかはわからないけど、このときとは確実に違う「なんかいいもん」になってそうですよ、きっと。
必ず親友にならなくちゃいけない!とかそんな風には思ってませんが。いやなっててもいいけどさ(笑)
とりあえず、最近また読み返してみて、
三橋君から手を差し伸べるシーンはいまのところまだないですけど、
三橋君が手を握り返してるってのも、ここだけだったんだー!とか今更思ってたりしますw
抱き着かれたり頭たたかれたり手を握れって言われて握ったことはあるんですけどw
三橋君とかも人の感情に敏感な優しい子、という人もいますが、いや、すごく鈍感だよ!という人もいて面白いですね。まあ、性格の長短なんて「投手としては長所だよ」の例を借りるまでもなく状況次第ですからね。短気な人が決断力があると言われ、のん気な人は慎重、キツイ人は向上心があるで、優しい人は意志薄弱とか…うん、普通だ(笑)
自分は三橋君のことは感受性に関してはなんだろ、わりと年相応に普通なんじゃないかと思います。
普通わかることがわかってないから時に非情にも見えるほど思いやりのない変な言動になってるところはよく出てきますが、わかってるときに非情なことを平然としていることは一度も無いし、むしろ優しいほうだと思うけど、でも格別普通より他人のために尽くすような子でもないし。
敏感鈍感というよりは、やっぱり極端に内向的なんだろうなあと思います。
出来事全て全部自分に理由を見つけようとしてしまうタイプですよね。だから身の回りにおこるイイコトもワルイコトも、自分が主役。他人を主役にして考えることがほとんどできない。
だから鋭く真実に迫れるときもあれば、どうしようもなく違うところにいっちゃうこともある。
特にあんまり自分には理解できない感情が相手の理由のときには必ず間違うということになっちゃう。
他人の気持ちに敏感なのはやっぱり田島くんですよね。大家族スキルもあってか、直感的に人の気持ちがわかることが多いから三橋君みたいに相手の気持ちを間違えることが少ないし、理解できる気持ちの数も多いんだと思う。
のちのち、三橋いじめんなよ、って花井君に田島君が詰め寄るシーンがありましたけど、あれなんかそうですね。なんとなくこう、あのときの花井君が三橋君にぶつけそうになったどよどよしたものの残り香を直感したんでしょうね。確信じゃなくて、三橋君に否定されればなんかちょっとやなかんじしたけど、そんなたいしたことでもなかったのかなって思いなおすくらいの。
だって、事あるごとに怒鳴るわウメボシだわ胸倉掴むわの阿部君に「三橋いじめるな」って言ったこと一度もないんですし、遠目で見た感じ苛めてるみたいな構図だったっていうような単純な理由じゃないと思う。花井君はあとでソレ見て納得してたけど。
そしてまた話がそれますが、「田島君はスゴイ人」っていう読者の印象がこれだけ確立しちゃってきてると、どっかで逆手にとったハナシが出てきそうでちょっとわくわくします。
単純に田島君にも実はトラウマが!とかそういう話じゃなくて、田島君とあと栄口君あたりは、
読者にとって完全に「嘘を言わない語り部」の位置づけになってる気がするので。
阿部君は反対に外向的ですよね。外に理由や意義を求めるタイプ。
内向的でポジティブなピッチャーと、
外向的でネガティブなキャッチャー?
どっちも「俺、駄目じゃないよね?」
なんとも素敵な初期配置です。
それがやがてお互いのトラウマを埋めあい依存しあう関係に…しかしその歪んだ関係は…みたいな好きな人ならいくらでも怖い話ができそうな。ていうか心理学的に深く考察されているサイト様とかもたくさんありますね。
読んでいてとっても面白いです。皆様すごいなー。
でもまあ忘れちゃいけないのはなんだかんだ言ってもこの子たちフツーに毎日学校いってるフツーの範疇の子なんだということだと思うんですよね。ギリギリ風味の三橋君含め。
阿部君とかだってずっと榛名君のことばっかり考えてたわけでもないのは本当だと思うし、
あのシニアの出来事で阿部君に人間不信とか人生踏み外したりとかされては榛名君が気の毒です。
だってその後も野球してるし、普通に受験もしてるしな。学校決めるときに、榛名のいるとこなんかいかねー!とは思ったろうし、名前が出るたびにむかついてはいたろうけど(笑)
三橋君だって登校拒否で引きこもってたわけでもないし。
心理分析とか自分みたいな素人が頑張りすぎるとみんな精神疾患みたいな話になってしまうので気をつけないとなと思いつつ。