次女と療育センターで言語訓練の日…

時間より少し早く着いたので、教室の前の廊下で次女と並んで座って待っていました。
すると、娘と同じくらいの背格好の男の子がお母さんと一緒にやってきました。
男の子は猛ダッシュで廊下の端から端を行ったり来たり走っていました。
静かな廊下に足音が鳴り響いたので
次女は少し警戒して私の横にピッタリと座り直してきました。
男の子が走っている事を認識出来たので娘も最初は、早いね〜凄いね〜という感じで眺めていました。
そもそも廊下を走る事は世間一般的には危なくて良くない事ですが、ここは療育センター
様々な特性、個性を持ったお子さんが来る場所ですし、私もこちらが気をつけていれば大丈夫…と思っていました。
そうこうしているうちに、その男の子が走り抜ける時に、私や娘にかなり接近してくるようになりました。座っている足に男の子のズボンがかすめる位です。その際に足音も強調するので少し娘が驚いていたし、男の子が転んでもいけないと思い、その男の子のお母さんを見ると、座って携帯をいじっています不安距離感もだいぶ近く接近するのでこちらが場所を移動するか、ひとこと声を掛けるか一瞬迷っているその時…

『あ!かなり接近して走ってくるんで、ぶつからないように気をつけてください』

って言ってきました。
そしてそのまま視線はまた携帯に…

(心の声)え?は!?

(いつもは温厚な私なので笑照れ)
その場は、『はーい』っておさめましたよ。



でもさ、
『違くない?』
って正直思いました。

うちの娘たちだって、言っても出来ない事、制御出来ない事ありますよ。
だけど、言っても無駄だから、言っても出来ないから、周りに気をつけてもらう?
たしかに、周りからのサポートも大事だし
周りの人が気をつけてくれる事で怪我や事故を回避出来ている事ももちろんあります。それはとても有難い事です。
でも、それはあくまでもこちらが努力している事が前提だと、私は思います。

ここが療育センターだから良いと思ったのか?

障害を持っているから、
療育を受けているから、
特性があるから、
だから、周りが気をつけてね
気遣ってね

それは違うでしょ
私はそういう親にはなりたくないなって思いました。
例え、何回言ってもわからなくても
治らなくても、いつかはわかるようになる、
出来るようになると信じて言い続けるし
人に迷惑をかけたらいけないんだよという事を
教え続ける
それが少しでも伝わったなと実感出来たらめちゃくちゃ褒めてあげる
それが絶対次に繋がると私は信じています


諦めたらそこで終わり