北海道ご出身の黒柳朝さん。
ご存知、クラーク博士の言葉を文字っています。
有名な羊ヶ丘のクラーク博士像
私も何回か訪れています
『Boys,be ambitious!』
少年よ、大志を抱け!
誰がどんな状況で言ったのか?で
ことばの趣きが変わりますが、
直訳すると、
で、お待ちかね黒柳朝さんの本です。古書店で手に入れたので、
前に読んだ人がいろいろ感じたことを書いたのでしょうね。
子育てを終え、
ご主人を見送った72歳の朝さん。
『正直なところ、自由になるのが、オソスギタ!』と語っています。
例え望んだ結婚だったとしても
愛する夫も家庭も子どもさえも
自由を与えてはくれないということですよね。
何不自由なく育てられたのに
東京の大学へ進学を決めた時、
お父様に内緒で音大を受験し合格。
そのままやり過ごしたものの
バイオリニストの守綱さんにみそめられ
監禁(笑)、妊娠🤰(笑)、その後は
新聞に尋ね人として掲載されたそうです
お父様は激怒して、絶縁状態。
徹子さんが成長するまで
北海道には帰れなかったようなのです。
だから、働いたことのない朝さんが
金銭の工面をするのは
大変だったのではないかと思います。
厳しい明治生まれの親に育てられ
教育が受けられる女性が少ない時代に
親の希望に従わずデキ婚が出来る女性って
かなり発展的ではないでしょうか?
(確かお父様は朝さんが医大受験をしたと思っていた)
出版されたのは昭和61年。
若かりし時のお母様との葛藤
朝さんのお母様はまず、『祈る人』。
朝さんは手に入れるために『走る人』。
朝さんのお母様は仙台出身のお嬢さまで、
親御さんが嫁ぎ先に対して
『娘に何もさせないこと』
を条件に出したのです。
でもこれって嫁ぐ娘さんも嫁ぎ先も
エライ迷惑な部分がありますよ。
子どもを育てる時に
人として最低限動けた方が
いいんじゃないかと思う。
最後は、
受け取った相手が判断する事になるけれど。
おばあちゃんや両親の育った時代背景や養育環境などを知ることは大切だと思います。
例え好きになれなかったとしても。
話は飛びますが
森鴎外の娘さんの森茉莉さんがやはり
同じような感じです(苦笑)。
彼女のご主人とお子さんは
困ったと思いますよ
茉莉さんが嫁ぎ先からご実家へ戻る時に
ご家族に『もうこちらへ戻らなくて結構ですから』って言われたと、本で読んだことがあります。
(ちなみに徹子さんと茉莉さんは大の仲良し)
徹子さんと朝さんの対談、
『チョッちゃんはもうじき100歳』の中で
疎開中の貧しさで朝さんが
祈りのお母様を見て、
『天に宝を積むって言ってる人が、やっぱり、ザクザクお金があると笑うんだわ。』
毎回、笑っちゃう。
今の自分を新鮮に美しく見せるものを積極的に探してみる。
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