コーチングとは?

「コーチングとは?」

 

その定義や考え方は人によってさまざまであり、実は世界共通の定義はありません。

国際コーチング連盟日本支部(ICF)や日本コーチ連盟(ICF)においても、その定義の詳細な部分は異なっています。

コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことである

参考:国際コーチング連盟日本支部公式HP

コーチングは信頼関係を育むことを基本としたコミュニケーション技術。

参考:日本コーチ連盟公式HP


私はコーチングを「気づきと行動が生まれるプロセス」であるとしています。

コーチとクライアント(コーチングを受ける人)は、コーチングセッション(両者が対話する時間・場)で、

クライアントに気づきが生まれることを目的として対話を重ねていきます。

 

コンサルティングやティーチングは、クライアントが知らない分野に対して専門家がアドバイスを行います。

一方コーチングでは、コーチは特定の分野のスペシャリストである必要はありません。

それは、クライアントが設定したテーマに対する答えは、クライアント自身が持っているからです。

コーチは「相手の中にある答えを引き出す」役割で、何かをアドバイスしたり教えたりすることは多くはありません。

相手の中にある答えを引き出す」という点に焦点を当てると、カウンセリングやセラピーのコミュニケーションスタイルは、コーチングと似ている部分があります。

 

しかし、コーチングがゼロの状態からプラスになることを目指すアプローチであるのに対し、カウンセリングやセラピーはマイナスな状態をゼロにするアプローチです。心身に不調がある場合は、専門機関の受診やカウンセリングの受診をおすすめしています。

 

コーチングによる3つのメリット

 

【メリット①】新たな気づきを得ることができる

フラットな関係性のコーチと対話をすることで、新たな気づきを得られます。

たとえばキャリアをテーマにセッションをする場合、同じことをぐるぐると考えてしまっていたクライアントが、あるやり取りをきっかけに、別の視点から自分を見つめ直すことができるようになることがあります。

 

【メリット②】気づきが行動変容を生む

コーチングでは、次のセッションまでにどんな行動ができそうかをコーチと話し合い、「ネクストアクション」を決めることがあります(ただし、セッションによってはネクストアクションを決めることをゴールとしない場合もあります)。

たとえば、とあるクライアントは転職するかどうかで迷っていました。

しかし、コーチングセッションを進めていくと、実は本当に求めているものは「自由な時間の確保」だということがわかりました。

そこから、時間の確保のためにどんなことができるのかをコーチと一緒に考えてみた結果、必ずしも転職する必要はなく、業務の進め方を改善し退社の時間を早められれば良い、という気づきにつながりました。

ひとりで悩んでいた場合、転職のために行動をしていたかもしれません。

しかし「目的」だと思っていた転職が実は「手段」であったと、コーチングとの対話によって気づくことができるのです。

この場合、時間の確保のためにどんなことができるのか、自分の真の願いに向けた次の行動が見えてきたといえます。

 

【メリット③】普段の生活とは別に安全な場所ができる

コーチングセッションを継続されているクライアントの方で「コーチと話す時間が生活の中で欠かせなくなった」とお話しする方は多くいらっしゃいます。

セッションの場では、キャリアの話をテーマにされる方が多いのですが、実はコーチングでは、キャリアやビジネスに限らないあらゆるテーマを扱うことができます。

「これは会社の人に相談できない」「家族や友人に心配されるかもしれない」。

個人的なことを気兼ねなく話せる場がないという方もいらっしゃるかと思います。

コーチングを受け、自分の話を真剣に聞いてくれるコーチに出会うことで、徐々に信頼関係が育まれ、安心してデリケートな問題を話し合えるサードプレイスになるのです。

目標達成のためにコーチングを活用される方や、自分を見つめ直したい方、そして対話そのものを楽しんでいる方など、人によってコーチングとの付き合い方が異なるところも、コーチングの良い側面です。

 

コーチングの活用例

コーチングは人と人の関係性があるあらゆる場で活用することができます。

コーチングを活用できる場面の一例を紹介します。

 

子育て

コーチングは世代を問わず、円滑な意思疎通をサポートしてくれます。

「同じことを何度も注意してしまう」「子どもが言うことを聞いてくれない」と、良き親であろうとするために、ついついしつけに力を入れてしまうことはあると思います。

親という役割を背負うことで、保護者と被保護者の関係性で子育てを考えてしまうかもしれません。

しかしコーチングを活用したコミュニケーションをすると、他の捉え方が可能になるはずです。

 良い親とはこうあるべきであり、良い子に育てるならこうすべきだ。

そのような思い込みをいったん取り払い、相手の話を傾聴するところから、個人対個人の関係性を形成することができます。

 

 

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