ニューヨーク発、ココ・ディヴィッドの変な英語レクチャー

今日で第60回!クラッカー



英語という言語は日本語と比べると機械的で、
ある意味数学的な感じさえする言語なので、

日本語と比べるとその言語を使うことはとても簡単だと感じます。


わたしは日本人に英語を教えた経験もありますが、

それと同時にアメリカ人に日本語を教えた経験もあるのですが、

母国語である日本語を教えるほうがはるかに難しいと感じました。


・・・まあ、もちろんそれは
Second language である英語で教えなくてはならないということもありますが、

基本的に日本語のほうがずっと難しい言語だと感じます。



とにかく、私たちの国の言語はとびきりユニークで、
その他の言語と交わりも少ないため、

英和、和英ともに翻訳がとても難しいと感じます。


なかにはどうしても訳せない(たぶん、同じ言葉がない)
・・・という単語も多々あります。


辞書や Google translate の中では無理やり訳されていますが、
どうもピンとこない訳だったり、
ぜんぜん違っているもの(誤訳されている言葉)も
結構あるんです!叫び


Google translate や辞書の訳だけで
納得してはいけないなあとよく感じます。


その解明のためにはやっぱり
英々辞典でちゃんと意味を調べてみることが一番ですが、
英語力が伴っていないとそれもまた難しいですよね。あせる



和訳しにくい言葉で、日ごろ私自身がとてもよく使う言葉に

"desperate"

・・・という英単語があります。


この単語を google translate にかけると、

「絶望的な」

・・・と出てきます。


ニュアンス的にはそんな感じも確かにありますが、
これ、言葉通りに取るとぜんぜん違います。


この英単語 "desperate" を google translate にかけると、
そのほかにも二つの訳が出てきます。


ひとつは「やけくその」という訳。

・・・これもニュアンス的にはそんな感じはありますが、
とてもお粗末な訳。ダウン


もうひとつは「デスペレート」という
カタカナでそれっぽい音にしたもの。


正直、それが一番の訳だなあと感じます。


つまり、日本語にこの "desperate" という単語と
マッチする言葉がないんですよね。


けれどもこの "desperate" という言葉は
決して難しい言葉でもなんでもなくて、

なんでもない会話、まったく知性のない会話のなかにも
結構よく出てきます。


たとえば、わかりやすい例を挙げると、
こんなかんじ・・・


"I want some cookies!
Give me some cookies!
I really, really need them now!
I'm desperate!"



Cookie monster のせりふかと思うような言葉ですが(笑)
この例だと "desperate" という単語の意味が
とてもわかりやすいのではないでしょうか?

クッキーが今すぐ食べたい!
出せー!
出さないと首絞めるぞーっ!
クッキー今すぐ食べないと死んじゃうよー!!!

・・・って感じの状態が "desperate" ですね。(笑)


あと、わかりやすい例としては

たとえば結婚に "desperate" だけど、相手が見つからない人が
どうしてこんな人とってみんながいうような
fat, ugly, lazy, stupid, mean weirdo と結婚しようとしたときに、

人はかげで
"She is so desperate."

・・・なんて言ったりすることでしょう。



あとは・・・そうだなあ・・・私自身はなんに "desperate" だろうか?

おいしいすしがすごーく食べたいかな。

うにとかイクラとか・・・


"I desperately want to have Uni!
I am so desperate!"


あとは

"I desperately want to take a yoga class!!!"



"desperate" の形容動詞は "desperately"
"desperate" は形容詞。




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