ココ・デイヴィッドの１７回目の
NY発、変な英語レクチャー！
わたしは体がとても小さくて身長も５フィート（１５２センチ）ほどしかなく、
自分の身長の低さは日本にいる頃から悩みの種だったのですが、
アメリカにきてからというもの、
その悩みはさらに深刻化しました。
けれどもわたしのそんなコンディションがゆえに学べた英単語って
意外とたくさんあります！
どれも普通の人にはあまり使えるものではないかもしれませんが、
結構面白いのでそういうものを今日はご紹介させていただきます。
一般的に身長の高低意を表す場合、
Tall, または、Short, という形容詞を使うことはみなさんご存知でしょう。
中学１年生で習う英単語（形容詞）ですよね。
そのほかに、身長の低い人に使う形容詞には
"Little" もあります。
"Little" を使うほうが、友達同士の場合などは
多少フレンドリーな響きではありますが、
「身長が低い」ことは男であれ、女であれ、
欧米文化のなかでは悲劇的な感覚が伴ことが多いので、
あまり取り上げないに越したことはありません。
本人が気にしていなければ、たいしたことではないのだけどね。（笑）
「デブ」関連のいろいろな俗語があるように
（それについてはいつかまたお話します）
「チビ」関連にもいろいろな言葉があります。
あまり「チビ」に関して、指摘しない方がいいとはいえ、
いろんな人たちのいるニューヨークシティーにいれば、
それを指摘してくる失礼な人たち（？）と出くわすこともあります。
私が時々街のなかですれ違う
黒人の男の人などに言われた言葉で嫌だったのは、
"Shorty"
という言葉です。
比較的、フレンドリーでよく使われる
「おチビさん」的な言葉（名詞）ですが、とても失礼だと感じました。
あとでその話を夫にしたら、
「セクシーな女性のことも "Shorty" って呼んだりするから、
ほめ言葉だったんじゃないの？」
・・・って言われ、それを知ってちょっといい気分になったのですが、
別の友達は
「それもあるかもしれないけど、やっぱり両方じゃない？」
・・・と、やんわり "Sexy" の方を否定（笑）
そのほかに、身長の低い人のことを
"Shrimp"
・・・なんて言ったりしますが、（名詞）
これもすごーく嫌です！
（なぜ "Shrimp" なのかは未だ不明！）
でもって、一番嫌いなのは
"Midget"
・・・という言葉（名詞）
一般的には小人症の人などを指す言葉の一つですが、
とても身長の低い人のことをそんなふうにいうこともあります。
相手を馬鹿にしたような、笑いものにしたような響きを伴う
失礼な言い方だと思います。
私自身はまさしく、アメリカでは、
ハイヒールなしならそう呼ばれる身長！
アメリカの女性たちは１６０センチくらいで "Short" ですから、
１５２センチではやっぱり "Midget" かも・・・・・・
（"Shorty" "Shrimp" "Midget" はすべて名詞です。）
ちなみに、本当の小人症の人のことは
"Little person"
・・・と呼ぶのが一番失礼な響きがなく、一般的です。
'Dwarf"
・・・という言葉もまあ、わりと一般的なのですが、
微妙に差別用語的な響きもあります。
今出てきた "Midget" も
よほど気心の知れた仲でない限りは使わないほうがいいですよ。
私自身は身長の低い自分のことを表現するときに
一番違和感がないのは、
"Small" という単語です。
"I love to wear heals because I'm very small."
・・・そんなふうに言います。
だから人に対しても、
身長の低いことをメンションするシチュエーションでは
"Small" を使います。
ただ、人の形容に使う "Small" には
「痩せている」という意味合いが含まれてくるので、
（身長はそんなに低くなくても痩せている人に対しては
よく "Small" が使われます。）
身長は低くても
すごく太っている人などに対して使うとちょっと不自然です。
（ちょっと太っているくらいであれば
"Small" でかまわないと思います。＾＾）
あとは、一番ニュートラルで単刀直入な "Short" も
私は自分自身に対しては時々つかいます。
（他者に対しては使っていません）
身長にコンプレックスがあるせいなのか、
わたしは背の高い男性が好きで、夫も背の高い人です。
この次に生まれてくる時は私も
こんな英単語に詳しくならない身長だったらいいなあと思います。（笑）
まあ、本人が気にしなければ
身長などはたいした問題ではないのですけどね・・・
