私の家のすぐそばに里山があります。そこは昔昔、戦場だったところで、鎌倉時代に「いざ、鎌倉!」というのろしをあげられた場所ということです。

 

今は市民の山歩きのコースになっています。今日は雨の後ということもあり、花粉も少なそうなので、午前中に散歩にいってきました。

 

歩きながら、オーディブルで万城目学さんの「八月の御所グラウンド」を聴いていました。

 

ネタバレになるので内容は言えませんが、その話のクライマックスを、昔戦場だった道を歩きながら聴いていると、ふたつがリンクして、胸にせまるものがありました。

 

戦争により短い一生を終えた大昔の人々の無念さを思い、病気もあるけど、いま、こうして昔の人の寿命より長く生きられて、とりあえず今日1日は生きられるのだから、感謝しよう、という気持ちに、なんとなくなりました。

 

直木賞を受賞した万城目さんの「八月の御所グラウンド」、とてもおすすめです。