卒業式に出られるかどうか、最後までわかりませんでした。
息子がインフルエンザになったのは、式の6日前。
そこから、なかなかハードな1週間が始まりました。
さかのぼること6日前。
小学校から「急に熱が出た」と連絡がありました。
インフルエンザが流行っていたので、「きたか!」という感じ。
迎えに行き、そのまま休ませると、熱は39度以上に上昇。
翌日、喘息で通っている内科で検査をすると、「インフルエンザB型」でした。
そこからは、緊張の日々。
順調に回復すれば卒業式には間に合う。
でも、親が感染したら終わりです。
息子には自室で過ごしてもらい、Kindle・スマホ・Switchは解禁。
外国に住む友人とLINEでつながりながら、なんとか一人時間を乗り切ってもらいました。
その結果、私も主人も感染せず。
(コロナ禍では同室で寝ていて、しっかり感染したのに…今回は回避。)
ただ、問題がひとつありました。
息子、卒業文集が終わっていなかったのです。
熱が下がった3日目、すぐに下書きを書かせて主人が学校へ。
先生のチェックでダメ出し → 翌日書き直し → 再提出でOK。
……と思ったら、その下書きが紛失。
(おそらく道で落とした。)
先生にも探していただきましたが見つからず、結局もう一度書き直し。
ペン入れまで終えて提出したのは、卒業式前日でした。
さらに未提出の絵もあり、家族総出で仕上げることに。
なんとか、すべてを間に合わせました。
そんなバタバタの中、私は美容院をキャンセル。
伸びっぱなしの髪で出席することに。
そして当日。
女子は9割が袴、男子もスーツや袴姿の中——
うちの息子、一人だけ半袖。
インフル明けに半袖という異色ぶりにツッコミが入りまくりましたが、本人は「ベストでも暑い」とのこと。
(そう、学年に一人はいる“年中半袖男子”です。)
もう、出席できただけで十分です。
ちなみに、別のクラスでは感染が広がり、かなりの人数が欠席していました。
卒業式では、主人がしっかり泣いていました。
でも、私がぐっときたのはそのあと。
親たちが花道をつくり、その間を子どもたちが通る時間。
寒い廊下で30分ほど待ったあと、突然、聞き覚えのあるイントロが流れました。
「あ、これ嵐だ」
思わず口に出た私(アラシックです)。
流れたのは「サクラ咲ケ」。
大音量の中、袴姿の女子たちが颯爽と歩いてきます。
まるで桜吹雪を背負っているようで、
どこか「ハイカラさんが通る」みたいで。
その光景にテンションが上がりつつも、
「嵐も卒業なんだよな」と、ふと感慨深くなりました。
先生が通ったとき、主人に声をかけてくださいました。
「お父さん、本当にありがとうございました」
主人も、本当によく頑張りました。
そして息子も。
よく間に合った。ほんとに。
小学校生活、無事に卒業です。

