アカデミー賞を受賞された『おくりびと』。。。

   いままでこんなことをテーマにした映画は記憶になくて。。。

   ちょっと驚いていたんだけど~

   この映画、私はまだ見ていません

   お友達の中には封切直後に見た人や、アカデミー賞受賞直後にあわてて

      見に行った人も。。。

  

   TVで紹介されるこの映画の中での、もっくんの美しい所作を見るたびに

      私は私の中に閉まって

   いた古~い記憶に触れていました

   私もこんなことをしていた記憶が。。。  

   それは私がまだ若い頃です

   何年か病院勤務をしていた時、そう、看護師時代沢山の人たちを見送り

      ました

   病気で亡くなった方や、事故で運び込まれた時には既に息がなかった方

   若い方やお年を召した方、さまざまな職業の方まで数え切れないくらい

      の方を。。。

   
   その度に私たちは亡くなった方に『死後の処置』と呼ばれているおくり

      びと的な処置を

   していたんです

   ただ、処置をさせてもらう時はご家族は室外で待っていただいていました

   この映画のようにご家族の前で処置を行うことは決してありませんでした

   なぜかと言うとご家族にお見せできないような処置もあったからなんです

   
   体を清め、体内から汚物の流出がないような処置を行い、ご家族がお持ち

      下さった

   新しい衣装を着せて送り出すんです


   悲しくて複雑な心境で。。。お仕事ということだけではとても割り切るこ

      とのできないものでした



   私にこの映画が見られるだろうか?

   あの頃の記憶につぶされてしまわないだろうか?


   見たい気持ちと見たくない気持ちが錯綜しています


   
   『おくりびと』と言う映画によって解凍されていく私の記憶が複雑。。。