たろうが

泣いています


嬉しくって泣いています

タロウは

次男を兄とも社長とも代表とも慕う

弟分です

だから


私の息子みたいなもんです



彼が

18の高校卒業のとき本土に来たいってのを


見つけて次男が連れてきて

自分の下で働かせ


面倒みて


次男が独立するときに


ついて来たこです


20歳

お金無いので


事業所で間借りして


私と同居して

一緒に

ご飯食べて

風呂の洗い方

洗濯ものの干し方


ご飯の味を教えたこです


一緒に仕事しております


7年


今では一人でアパートに住んでおりますから

そんなにおしゃべりしませんが

その折は

夜な夜な説教食らって

このおばさんだっきらいだって

思ったり


愚痴を聞いたり


そのぐちの


もとは


利用者さんの保護者さん


20ソコソコノ若僧が何を言っても聞いて貰えず


保護者さんに

こっぴどくやられるたびに

話を聞いて

次に進む策を二人で考えていたもんで


その中の保護者さんが

ふとした出来事から



事業所のこの7年の取り組みに対して


いかに感謝が足りなかった


よくやってってくださったことが判ったと

頭を

深々と下げお礼を言われたと言って

泣いて帰って来たんです


嬉しくって

認めてもらえたって


嬉しくって泣いて帰ってきました


私も一緒に泣きました