久しぶりに、市川拓司さんの小説を読みました。


タイトル通り、静かに世界が終わっていく中に描かれる、美しく優しい物語でした。
宇宙から降り注いできた青い光で、
世界が青く染まりながら固まっていき、
どんどん世界が終わりを迎えていく…。
世界が終わると知ったとき、人は大事なものに気づいていく。
家族や、恋人、夫婦や友達など、誰かの事を大切に思う気持ちが本の中にあふれていて、読んでいて温かい気持ちになりました。
もし、世界が終わると知ったら、
私は誰と一緒にいたいんだろう。
誰に会いにいくんだろう…。
そんな事を思い浮かべながら
自分の心の整理もできた作品でした。
『いま、会いにゆきます』や『そのときは彼によろしく』の作品を読んだ時ほどは泣きませんでしたが、
特にラストあたり、
じんわりとジワジワと静かな涙が流れる作品でした。
みなさんは、もし…。
世界が終わると知ったら
誰の側にいたいですか?
誰に会いにいきますか?
何をしたいですか?
蠍座新月の今日、そんな事を考えてみるのもいいかと思います