≪カルマヨガ≫
結果にとらわれることなく、
その行動や仕事ができるありがたさ、有意義さ、そして謙虚な心を忘れず、
さらに、
自分が他人のために役立つ事をしよう! とする行為の事。
カルマヨガとは 「奉仕」のヨガの事。
見返りを求めず、報酬を求めず、無私の労働を行う事
自分自身が行った行動----人へ影響を及ぼす
良いカルマを実践すると、いつか自分に返ってくる。
ただし、これを期待して行うものではない。
行動や振る舞いを総称して、ヨガでは「カルマ」(=行い)と呼ぶ。
このカルマは、過去、現在、未来という時空を超えて存在する行い。
カルマヨガは見返りを求めたり、自分だけの事を考えて行動していくことではない。
「自分」 という存在を認めながらも、自分という存在をなくして行動する「無私」という考え方。
例)・譲ること・・・バスや電車で人に席を譲る など
・献げること・・・募金やボランティア など
・捧げること・・・節電やゴミ拾いなどで環境に捧げる など
カルマは「してあげる」ことだけではない。
自分自身が純粋な心と気持ちを持っていることで、良いカルマが生まれる。
そして良いカルマが自分に返ってきた時、それに気づくことができる。
カルマは結果を見ない。
良かれと思って自分が行った事なら、相手がもし良く思わなかったとしても、自分は良いと思ってやった事なら、良いカルマと捉える。
「バガヴァッドギ-ター」 向井田みお著 にも こう書かれている。。。
『真実を理解することでのみ、無知から生じる不安や恐れを解き放てるといいました。
真実を理解するために必要なことは、迷いのない知性と汚れなき心です。
その方法として、「カルマヨーガ(行いのヨーガ)」の態度で行いをし、心の矛盾やわだかまりをなくすことを伝えました。
行いを自分の「好き・嫌い」という思いを満たすためでなく、調和のために果たすことを【カルマヨーガ】といいます。
この態度で行いをすることによって、心の迷いや不純は無くなります。
行いの結果にこだわる執着をなくし、心を静め集中すること。欲望と乱れる心を収めること。
その大事さを伝えながら、迷いや乱れの原因である「無知」を取り除くこと。。。
カルマヨーガ(行いのヨーガ)によって、心の平静を得ることができることを諭し、アルジュナ(主人公)にヨーガの態度で戦いに臨むようにいいました。
戦いが嫌いだから逃げるのではなく、武士として自分に与えられた「ダルマ(義務)」を遂行する役割に臨むべきだ、、、
期待する結果に執着することを手放すことが「カルマヨーガ」の態度です。』