4月20日、ママの誕生日だった。
いつもと変わらぬ朝を迎えてルナを保育園に預けて会社に。
友達からのおめでとうメールが飛び交う中、旦那からの「おめでとう」の言葉がなく少しむくれていた。

午後、遅めのランチ中携帯に妹からメールが。
父が交通事故起こした模様・・・と。
妹も母から連絡もらって、お互い情報がわからず、憶測だけが先走りし不安でならなかった。
夕方再度妹からメール、状況はかすり傷程度らしいけど、警察への届けなどがこれからという状況らしい。
もう、自分の目で確かめないと心配でならない。
旦那にも電話して早く帰ってきてもらうようにお願いし、実家に帰ることにした。
いつもより早いお迎えにルナもびっくりしているようだが、とりあえず何も持たずに家を飛び出した。

30分ほどで家に着くと父は意外にもぴんぴんしていた。
事故車の確認に行った母の話によると、車のフロントガラスはすべてなくなり前車体はめり込み座席が半分くらいになっていたとか。
父は意識を一時的になくしていたのか、救急車で病院に運ばれた。
母が病院から連絡を受けあわてて向かうもののすぐには父に会えず、
いきなり先生から座らされてCTの結果などを説明されたらしく、
さすがの母も「死んじゃったかも!動揺しないよう説明してるんだ」と感じたらしい。
と、そこへひょっこり自分の足で歩く父の姿が。
いつものようにニコニコしていたという。これで打撲程度の怪我で済んだとは奇跡だと思ったらしい。

話を聞いただけでも私のどきどきは納まらなかった。
でも、私の隣でおじいちゃんはルナにかまわれて相変わらずニコニコしている。
「よかった~」と本当に思えたのはこの笑顔を見てからだった。

父はだんだん足がおぼつかなく、最近は杖をつかっている。
母はだんだん耳が遠くなり、話も半分くらいしか聞き取れないらしい。
そんな二人だけの生活に今回のようなトラブルがまた起こったら、と思うと長く離れてトロントに行くことに急に不安になってしまいました。

夜、思いがけない実家での食事になったが、買い物もしていなかったので有り合わせで。
パパがホールケーキを買ってきてくれていたので、一緒にお祝い。
父と母、旦那と娘からバースディソングを歌ってもらえて、みんなでろうそくの火を消した。
子供を生んでから自分の誕生日は親に感謝できるようになったけど、
今年からは親に感謝すると共にその親からもおめでとうと言ってもらえる親の元気さにも感謝できるようになるだろう。
自分の誕生日が父の命日になっていたかも知れないと思うと・・・・
父よ!すごいプレゼントだ!ここ近年一番忘れられない誕生日に。感謝!