父は寡黙で、自分ルールで生きていました。
自分の社会的人生は達成されたと思います。
まさに土星先生のような存在です。
9月中旬の検査入院から、 ICUへ 一時は状態も落ち着き一般病棟に移動して
少し安堵していました。
病院ではコロナ禍対応で、三年経った今でも面会や接触はできません。
一般病棟に入った時に、他の家族はリモートで会うことはできました。
画面越しでは、母も何もわからず、
病室で1人で闘い、1人で過ごしていた父に、手を握ってあげる、体をさすって
あげるそんな事は一切できません。
生きる意欲をそぎ落とされてしまう気がします。
仕方がないことですが、
もちろん
お医者さんや看護師さんには本当に感謝です。
あらゆる可能性をみて、頑張って頂いたことだと頭が下がる思いです。
そんな父が10/23に最期を向かえました。
懸命に支えてもらいましたが、心臓が止まってしまいました。
手術 入院、最期の瞬間 現場に行けないことがこれほど、苦しい事とは思いま
せんでした。
対面はお通夜の 棺に入った父でした。
もうぽっかり穴が空き、今は色々な事が消化できません。
お通夜、葬儀、そこからは悲しみを味わう時間もなく、息つく暇もなく
粛々と家族も行動していきます。
自分は東京なので、遠方のコロナ禍で3年以上会っていませんので、
毎日生活を共にはしていませんが、
ずーっと当り前、母と一緒にいてくれた父がいないこと
これはジワジワと心に響いてきます。
実家に戻ってもふっと現れる気がします。
母も心配です。
これから色々な事を引き受け、考えていかないといけません。
そういったステージに来たことなのでしょう。
今までの当り前
それがどれだけ大切だったか。
当り前が普通の日常がどれほど光輝いていたのか
今にして思います。
多くの方が経験され、皆等しく親の死を受け取る
まだ先考えたくなかった。
占星術家として 自分のホロスコープに次々と
土星が影響してきています。
厳しい寡黙な父、土星に見立てると後付けで
そのような読み方もできます。
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