世の中が生産性、効率性を求められ性急に結果をも求められます。

何でも最短、最速、で行動を起すこと、無駄を省きシンプルに

合理的に生活する事が良とされています。

 

 

子供の成長もゆっくり待つ事ができず、小手先をしのぐテクニックや技法を

教えて教えて難なく道を進ませようと手出しをしてしまいます。

本来なら純真無垢な精神とあふれ出る躍動感を味わう最高の時間に

成長を急がさせてしまいます。

自分の反省をふまえてですが、ノウハウは後からでも伸びます。

それよりも実感を伴う喜びを大事にしたいものです。

良かれと思い傷つけてしまうことも親側には無自覚にあります。

 

 

 

 

不便益を研究している京都大学の川上教授

物事がスムーズに行かないことが、

 

 

①能力の低下を防ぐ

②上達できる。

③工夫できる

④安心、信頼できる。

⑤自分だけ感がある。

⑥主体性が持てる。

⑦対象系を理解できる。

⑧発見できる。

 

 

例えば今は東京名古屋は2時間もかからず、なんと1時間37分で到着です。

江戸時代は歩き、宿場に泊まりその土地の料理や空気を感じる

事ができました。目的につくだけを主にすると、

そんな無駄な時間と労力と思ってしますが、それを敢えて

楽しむ選択肢が残っていないと、

世の中は世知辛く、味気なくなってしまいます。

江戸時代と比べるのは飛躍しすぎていますが、時空が違うとより実感できます。

 

 

 

 

 

 

オンラインの買物もあるけど、現場に行って無駄な時間を含めた

一時も大切にしたい。

その時お店の人とお話しした世間話なんかも輝いていたりします。

デジタルとアナログ どちらも大事。

 

 

コロナ禍の中でデジタル化だけが急速に進みましたが、

アナログも同じぐらい大切にしたい。

 

 

そんな中 京都大学の素数定規。

素数以外の数字が隠れているので考えながら、物の長さを計るときに

時間はかかるが、考える楽しさはわき上がります。

 

道具と人間との間の 間柄的関係というか、

人が道具に寄り添うというのもありです。

 

道具が持つリズムに自分を併せてみる事もいと楽しです。

 

 

オズボーンのチェックリストにある、何か飛躍的な発想が欲しいときに

用いる発想の法則

①改良、改善後の使い道

②応用

③習性

④拡大

⑤縮小

⑥代用

⑦アレンジ

⑧逆さま

⑨組み合わせ

 

があります。

 

ものさしの定義を変えてみて、時間はかかるが面白い

こういった発想はこれからテクノロジーの進化と同じぐらい

対局の部分が大切になると思います。

 

 

 

 

人生を解釈する上に非常に便利な思想というものは、その便利さで実を

滅ぼす。便利さが新たな努力を麻痺させるからだ。

小林秀雄

 

 

わたしたちを生かしてくれる大自然は、望むものが、すぐに手に入るような、

便利な道は用意していない。

マハトマ・ガンジー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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