お正月 🎍

各々が自分のスピードで生活している我が家.

予備校に通う子供の予定もあり帰省せず。

決まり事もなく、今年は超簡単おせち料理 スーパーで

買ってくるパターンにしました。

 

日本の伝統を大切にしたいという思いは強いのですが、

お重に入れて毎年準備していました。

が、子供達もあまり食べず残り、フードロスが激しく気がかりでした。

これも変化の一つとして受入れました。

 

そんな中テレビから塩野七生さんが母校の高校生に

お話をするという番組が流れていました。

 

ギリシャ、古代ローマ、中世、近代の長大な歴史の中にあり

野心と名誉欲で前進していく英雄たちのドラマを描かれいます。

普段は日常の切迫した問題に取り組むだけで精一杯ですが、

2000年の時を超えた時間軸でみる、過去の英雄はとても魅力的です。

 

塩野さんのシャープな話の切り口は格好良すぎです。

教条主義を嫌い、格差は仕方ないが、社会の固定化も好まない。

他人の視点を入れて、異分子と接触することによって流動性をみつける。

物事を善悪で判断するのではなく、昔から日本ではみっともない事はしない。

見苦しい事は恥ずべきであると自分自身が律する律法を持つ事。

の大切さを述べていた。

 

そして50年以上もローマに居を移し、過去の英雄達と対話する作業を

続ける。将来が曖昧でわからない若者達は

まず、腹を決める。→右往左往しなくなる→不安がなくなる 求める

何かになっていく。

 

そんな人生観を伝えておられた。

凜とした素敵な女性で、とてもよい刺激を受けた。

本棚に眠っているローマ人のシリーズ 再度挑戦です。