翌日も元夫は何事もなかったかのように家に来て過ごしていました。

その様子を見て、このままでは何も変わらないと思い、再び警察へ行きました。


階段から突き落とされた時の診断書も提出しました。

本当は被害届を出したかったのですが、警察からはこう言われました。


「被害届を出しても意味がないわけではないけれど、あなたも相手の実家に無断で入っていますよね。それは不法侵入になります。だから逆に被害届を出される可能性もあります。」


それでも私は「それでもいいから出したい」と言いました。

けれど最終的には、警察が「これから家に向かって話をします」という形になり、その流れで被害届は出しませんでした。


家に警察が来て、私は2階、元夫は下の部屋でそれぞれ話を聞かれていました。

内容は聞こえませんでしたが、下から「それはダメです」「駄目だって言ってるでしょう」という警察の声だけは聞こえてきました。


しばらくして、警察が言いました。


「元旦那さん、これから署に来てもらいます。」


その後、警察から私に電話がありました。


「元夫さんは、自分が奥さんに嫌がらせをしていたことを認めて涙を流していました。今日は実家に帰ってもらいます。」


診断書は意味がなかった。

被害届も出せなかった。


でも、ひとつだけ変わった。


“警察が公式に、元夫の行為を確認した” という事実が残った。






泣くくらいなら最初っからするなよ。泣きたいのはこっちだわ爆弾