学校に行かなければならない
勉強しなければならない
ずっと不登校なわけにはいかない
こんな言葉を今たくさん聞く状況にあります
どうして?
↓
将来子どもたちが困るから
それはどうして?
今すでに困っているのだけど...
↓
そんなんでは将来の社会に対応できない
とか
一度休むと戻った時に勉強についていけないとか本人にとってデメリットが出てくるかもしれない
不登校を続けたあとのデメリットばかりをみんな挙げてくる。将来どうなるかなんて誰にもわからないよね。
そこで、学校に行きたくない子どものメリットデメリットを考えてみました。
【学校に行くメリット】
・日本で対応できる社会性が身につく
・人間関係を学ぶ
・様々な経験ができる
・みんなと同じスピードで学習できる
【学校に行くデメリット】
・精神的苦痛(→精神疾患につながる恐れ)
・興味のあることや得意なことに触れる時間が減る
【学校にいかないメリット】
・精神的苦痛からの解放
・好きなことに費やす時間がたくさん持てる
【学校にいかないデメリット】
・(特にここは田舎なので)不登校の子だ、かわいそうにという目で見られる
・親といる時間や1人でいる時間が長いので経験や思考に偏りが生じる
・子どもは、気持ちをわかってもらえているという安心感を得る(はず)
こんな感じかな?
みんなの言う、将来困るからっていうのは、【学校にいかないデメリット】に入ると思うんだけど、こうやって列挙すると、大した問題じゃないと思った。
なりたい職業や行きたい大学ができた時に、それが叶わないって言うけど、それで諦めるならその程度なんだろうし、本気で叶えたいなら、高卒認定試験に合格すればいい。
まだ起きてもいないことを先回って勝手に周りが心配する(優しさから来ていることはわかるんだけど)のってどうなんでしょう?
本人が困っていることとかデメリットが生じているのは『今』なわけで、今の苦痛を取り除いた方が良いって言う結論にほぼ至っております。
逆に、学校に行った時のデメリットが悪化した場合を考えてみる。
将来の大学とか仕事のことに重点を置いて考えたとして、今我慢させて学校にいかせたとする。生きる楽しさが見出せず、その辛さを周りに理解されず、みんなの言う普通に頑張るって言うのを続けた結果、自死を選ぶかもしれない。実際に若者の自殺は増えているし、長期休み明けが多いと言われている。
どっちのデメリットか辛いか?
私は悩む間も無く、後者。
子どもが、普通に学校行って大学行って、就職してくれると安心なのかもね。人と違うことをするのは心配だし疲れる(今まさにそう)。
でも突き詰めて考えると、大学行かなくても、職を転々としても、本人が幸せだなとか楽しいなと思いながら生きててくれた方が私は幸せ。
みんなと同じことを頑張らせること
それを美徳とすること
まだ日本はそんな風潮だなとすごく感じます。
息子たちがいろんな課題私に与えてくれているように思います。
つづく