駄作、駄作と聞いていましたが、思ったよりも良かったです

4回も泣きました

盛り込みすぎで、それを無理矢理に谷先生方式で片付けた感がありますが(皆殺しの谷という)、「仮面の男」や「邪馬台国の風」や「ケイレブ・ハント」よりははるかに良かったです

何も疑問を持たずに観ると泣けますし、感動します
2度、3度となると、疑問点がたくさん湧いてくるのかも

ヒロインのカテリーナ目線で見ると、なかなか良い話です。

修道院で育ったみなしごのカテリーナは、悪い司教に連れて行かれ、「お前は罪をおかしている」と、恐怖と罰を与えて洗脳して育て、当時一番の権力者のメディチ家の当主の愛人にされてしまう。
いずれ彼女を利用してメディチ家を滅ぼそうと目論む悪い司教(愛ちゃん)によって。

メディチ家の当主のキキちゃんとその奥さんに怯えて生きるカテリーナは、おさなじみのレオナルドに再会します
レオナルドは幼いカテリーナの中に天使を見ていたが、再会したカテリーナは変わり果てていた。

そのカテリーナ救出大作戦のお話

カテリーナを再び笑顔にした、飛行機の場面では涙が出ました。
ドセンで見たので、とても美しかったです。

ただ、男役さんファンには嬉しくないかも

レオナルドもさほど魅力的ではなく、、

レオナルド・ダ・ヴィンチは偉大すぎる人物なので、本当にこの物語のような人物だったのか。もっと変わり者だったのではなかろうか。とか、天使や鳥以外にも興味を持つものは多かったんじゃないかなとか、色々と疑問を感じました。
このストーリーに、主役がレオナルド・ダビンチである必然性をあまり感じなかったかな

そして、モナ・リザはあんなに大きくないのはみんな知ってると思うの。

キキちゃんのロレンツォは悪かった。
とにかく悪すぎて、2番手として救いようがないほど悪かった!
悪くて強くて、冷酷で。
カテリーナの周りには悪い人しかいないのよね
冷酷な役もこなしていて、あのキキちゃんがと感動しました

愛ちゃんのグイド司教もとても悪い
一番の悪者ですね
愛ちゃんは色気ある悪人の役が似合いすぎます。独特の雰囲気があって良かったです

ずんちゃんジュリアーノは自分の不甲斐なさや兄に全てを決められる現状をやるせなく思ってイライラしていて、非常に素敵でしたし上手かったけど、「相続人の肖像」を思い出しました。


私的に、この舞台の見どころは

優希しおんちゃんのジャンプとダンスのありえない美しさ
全ての動きに余裕があることに見惚れました。

和希そらさんのダンスと見せ方の上手さ
フィナーレで銀橋を渡るそら君を観るだけで8300円の価値があるほど、すごかったです。
どこのトップやってほど、魅せ方が上手い!
あそこまで印象的でしなやかな動きをするトップさんは今はいないなぁと思いました。
そら君は凄いわ。

そらくんは紫吹淳さんか!?って時々思います
りかさんほどアクが強くなく、魅せ方が上手すぎて、かっこよすぎて、宙組生の中で一人浮いてるほど、かっこよかった。

そして、フィナーレはずんちゃんの髪型も表情もかっこよくて、目が忙しかった!

まどかちゃんは、胸からウエストへのラインが美し過ぎて、ドレスが素敵で、ドレス観てるだけで楽しめました。
お芝居も上手いし、歌もダンスも良かった

メイクがもう少し上手くなると、もっと可愛くなるのかなぁ。
 
かなり踊りまくってるので、怪我じゃなかったっけ?と心配してしまいましたが、この日に部分休演から復帰されたみたいでした。
デュエットダンスも素敵でした
現在の5人のトップ娘役の中で、やはり星風まどかさんが好きだなぁと思いました

プロローグのダンスもフィナーレのダンスも、ストーリー性があって良かったです

真風さんと娘役のダンスも面白いし、男役群舞も新しくて、とてもストーリー性がありました。

フィナーレだけでも、かなり楽しめます!

お隣の方は、フィナーレだけ起きて観てました(笑)

チケット発券機の前にこんなのがありました


ソリオにも

ハロウィンですねぇ