今日は梅雨らしい雨の一日となりましたが、紫陽花のきれいな季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか? ココクリニックから歩いてすぐの靖国神社では花菖蒲展が小規模ながら開かれていて、色彩豊かな花菖蒲を鑑賞できます。北の丸公園では額紫陽花も見頃を迎えています。うっとうしい梅雨の季節ですが、この季節ならではの花は身も心も癒してくれますよね。


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さて、今日は腸重積という病気のお話をします。腸重積はその名のとおり、腸管が腸管の中にもぐりこんで重積してしまうという病気です。この病気はタイムリーに診断して治療すれば全く問題なく経過しますが、診断・治療が遅れると重積した腸管が腐ってしまい、敗血症性ショック(身体全体に細菌が回って血圧が下がる)となり、致命的にさえなる怖い病気です。

 

腸重積は生後6か月頃から1歳ぐらいの赤ちゃんによく見られますが、2歳以上のお子さんにみられることもあります。多くは小腸が盲腸(大腸)の中に入り込んで、入り込んだ腸管が締め付けられます。その結果、腹痛(赤ちゃんでは不機嫌)、嘔吐、血便といった症状(腸重積の三徴)を呈します。

 

特に腹痛(不機嫌)は特徴的で5分~30分の間隔で間欠的に生じます。赤ちゃんがこのような間隔で泣き叫び、その発作の後は疲れてぐったりしているという症状がみられたら、腸重積を疑って下さい。

 

嘔吐は最初のうちは食べたものを吐きますが、やがて黄色っぽいものを吐くようになります。

 

血便も特徴的で腸管が締め付けられてうっ血するため、イチゴジャム様の便が出ます(多くは発症後12時間以降に見られます)。

 

早期に診断できれば、肛門から圧をかけてもとに戻すことが可能ですが、診断が遅れると手術が必要になります。

このような症状が見られたら、大きな小児外科のある病院の救急外来を受診するか、判断に迷う場合にはココクリニックを受診してください。経験豊富な小児外科医が診断し、安心して治療のできる施設をご紹介致します。

 

今日は腸重積のお話をしました。しつこいですが、最後に一言、腸重積は見逃すと敗血症から致命的になる可能性のある病気です。早期診断が重要です!!