『去年の冬、きみと別れ』インタビュー | COCOのブログ

COCOのブログ

☆三代目JSB☆

 

き、気になる……sao☆

本を買おうか迷ったけど、やっぱり映画を観た瞬間に新鮮な気持ちで驚きたいので、楽しみにしておきます蝶

き、気になる……sao☆ ←読めばいいじゃんツッコミ(笑)

 

 

 


本岩田剛典が「僕のすべてを懸けた」と語る「去年の冬、きみと別れ」現場レポ
https://natalie.mu/eiga/news/263910

岩田剛典(EXILE、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)の単独初主演作「去年の冬、きみと別れ」の撮影に、映画ナタリーが密着した。

IMG_20180119_204814.jpg

 

IMG_20180119_204820.jpg


「教団X」の中村文則による同名小説を実写化した本作。岩田がルポライターの耶雲恭介、山本美月が耶雲の婚約者・松田百合子、斎藤工が天才カメラマン・木原坂雄大を演じているほか、浅見れいな、土村芳、北村一輝がキャストに名を連ねた。「脳男」「グラスホッパー」の瀧本智行が監督を務めている。

クランクインから1カ月ほど経った2017年8月中旬、撮影は東京都内の撮影所で行われた。この日の舞台となるのは、耶雲と百合子が暮らす事務所兼自宅。薄暗いセットの中には、事件の資料となる新聞や雑誌がうずたかく積まれ、壁を覆い隠すように無数の写真が貼られていた。

撮影されていたのは、ある女性が焼死した謎の事件を追ううちに、容疑者の木原坂によって抜けることのできない深みにはまっていく耶雲と、結婚を控える百合子がすれ違いを見せるシーン。不安げな表情を見せる百合子が「ごはん、できたよ」と声をかけると、耶雲は仕事の手を止めず「あとにする」と答え、2人の間にぎこちない空気が漂う。岩田が「明るく和気あいあいとした雰囲気かと問われれば、そうではないなと。毎日、いい緊張感で進んでます」と語る通り、現場は緊迫した雰囲気の様子。カメラが回り始めると、岩田は大きく目を見開き演技に臨む。一方の山本も終始真剣なまなざしを見せていた。

山本は、この日の撮影でクランクアップ。花束をもらい緊張がほぐれたのか、笑みをこぼす場面も。その後、囲み取材に応じた岩田は「俳優として試されていること」を問われると「すべてです。僕の生きてきたすべてを懸けた現場です」と即答し、「正直、撮影期間中は映画のことしか考えていません。細部まで魂を抜きたくないですね」と続ける。また脚本に魅了されたという岩田は、「演じるうえで自分の持っている引き出しや弾をすべて出さないと表現しきれないなと。プレッシャーもあるんです。だからこそナイーブになりますし、現場の緊張感にも“くらう”というか、ずっとトンネルの中に入っている気分です」と打ち明けた。

さらに岩田は共演する斎藤と北村の3人で飲みに行ったエピソードを披露。撮影の合間のいいリフレッシュになったそうで「朝4時半まで5軒はしごしました(笑)」と話し、ダーツバーに行ったときのことを振り返って「北村さんの負けず嫌いがわかりました。僕と工さんばかり勝っちゃって、北村さんは『俺が勝つまで帰れねえぞ』って(笑)。最終的に勝って帰られましたよ」と笑顔で語る。また2人からの影響を「お二人ともトーンの低い芝居をされるので、そこに向かっていく自分も落ち着いた芝居というか、実年齢よりは上を意識して演じてますね」と明かした。

撮影所内にはそのほか東京拘置所をモデルに作られたという接見室や、木原坂の暗室などのセットも建てられていた。「去年の冬、きみと別れ」は3月10日より全国でロードショー。

 

 

 

 

 

 

カチンコ『去年の冬、きみと別れ』
岩田剛典インタビュー
https://t.co/dFOzBbUFfH


【挑戦その1】
実写化不可能と言われるサスペンス小説に挑む
IMG_20180118_214730.jpg
とても面白い脚本で、もの凄く興味が湧きましたし、演じる主人公・耶雲という役も自分にとって挑戦的な役でした。実写化不可能と言われていた傑作サスペンスの映画化ということで、僕も監督もスタッフもプレッシャーを感じていましたが、みんなの中に、実写化が成立したらきっとものすごいものになる! という大きな期待感があって、誰もがそこに向かっていたと思います。
純愛サスペンスなので、前半と後半でキャラクターが変化していくことを含めてラストまで展開が分からないように持っていくために、どう演じるのか、緻密に計算しないと成立しない役で、並々ならぬ気合いで臨みました。撮影は順撮り(ストーリー展開通りの順序で撮影)ではなかったので、今日のこのシーンは……というように、頭のなかで整理しながら、瀧本監督をはじめスタッフの方とディスカッションしながら役を作っていく、何ともプロフェッショナルな現場でしたね。



【挑戦その2】
初の単独主演作で実感した新たな発見
IMG_20180118_214838.jpg
僕はアーティスト(EXILE/三代目J Soul Brothers)としても活動しているので、こういう本格的なサスペンス作品、深みのある物語のオファーがとても嬉しくて。この業界に入ったときは、お芝居をする選択肢はなかったですし、自分がお芝居をするなんて考えたこともなかった。でも、何本かやらせてもらっているなかで、やればやるほど楽しさを感じています。
一方で、難しくてできないこともたくさんあって──僕はかなり負けず嫌いで、できないことを克服したくなる。そんな性格なので、芝居はやめられないんだろうなと思います。ダンスパフォーマンスもお芝居もエンターテイメントとして人に感動を届けるという意味では同じですが、アプローチの仕方も表現の仕方も異なる。お芝居は自分と違う人の人生を生きることでもある、そこにも魅力を感じています。今回は初単独主演でもあるので、自分の代表作になったら良いなと思います。

 

 

 

【挑戦その3】
これまで見たことのない岩田剛典を目撃する
IMG_20180118_214916.jpg
目はすごく意識しました。耶雲が、事件の容疑者である木原坂(斎藤工)と出会いどんどん変わっていく様を表現することが、今回の僕の課題のひとつでもあったので、前半と後半、同一人物とは思えないほどの変化を見せたかった。声のトーン、見た目、話し方、姿勢……すべてを意識して演じています。振り幅の大きい役はやり甲斐がありましたね。
たとえば、何気ないセリフであっても、それが後々伏線になる、でもここでは伏線だと感じさせないように演じなければならない……考えるほど難しくなっていくので精神的にはしんどい日々でしたが、それ以上に楽しめました。映像の派手さとかそうことではなく、エネルギッシュな作品になっていると思います。『去年の冬、きみと別れ』というタイトルからは想像のつかない、驚くほどのエネルギーを感じてもらえると思います。



【挑戦その4】
瀧本組で鍛えられた刺激的な日々
IMG_20180118_215003.jpg
顔合わせのとき、本番さながらにカメラを回したリハーサルがあり、これが瀧本組なのか!と、撮影前から洗礼を受けました。ことあるごとにプレッシャーをかけられる、試練を与えられる、そういう状況に追い込まれることで、撮影期間中は意識が作品から離れることなく過ごすことができました。有難かったのは、タイミング的にEXILEや三代目J Soul Brothersのツアーがなかったことで、お芝居に集中できたことです。
過去、同時進行で仕事をしているときは、撮影現場を少し離れて戻ってくると「EXILEの顔になっているよ」と言われることもあったので(笑)。瀧本組への参加はプレッシャーで不安もありましたが、監督に「みんな気持ちは一緒だ、一蓮托生だからな」と言っていただいて。こんなにやり甲斐のある役も現場もなかなか出会えるものではないので、刺激的な日々、挑戦の日々でした。



【挑戦その5】
2018年は2017年に撒いた種を咲かせる年
IMG_20180118_215304.jpg
2017年はいろいろと種を撒いた年だったと思うので、2018年はその種が咲いてリリースしていく年になるのかなと思っています。そのなかで『去年の冬、きみと別れ』は、自分が勝負をかけた作品のひとつなので、2018年の抱負はこの映画の大ヒットしかないですね。ふり返ってみても瀧本監督との仕事は刺激的すぎて──できることなら、チャンスがあるなら、また瀧本監督作品に出たいです。何が面白いって監督の演出です。
このシーンの表情はこういう感じなんだよと監督がお手本を見せてくれるんですが、その顔、その表情が完璧すぎて、ものすごく勉強になりました。そんな瀧本監督との仕事を通して、いつかこんなストーリーの映画をやってみたいとか、こういう映画はまだ日本で作られていないよなとか、自分の頭のなかに映像化してみたい企画も浮かんできました。監督するのは無理だけど、演じるだけでなく、いつか企画もやってみたいと考えています。