「新・平家物語」
吉川英治・作
文庫本20巻の大作ですが、
このほど読み終わりました。
図書館で1巻目をかりたのが
昨年の8月で・・・
間で別の本も借りながらだったから
半年近くかかりましたねえ。
吉川先生の小説は
ほかにも「三国志」「宮本武蔵」
あ、「私本太平記」も読みました。
たいていドラマとか映画で知って
気になって読みます。
どれも長編なんで中身すぐ忘れたりするので・・・^^;
また1巻から借りて読むんですが
何度読んでも
そのたび感動するしおもしろい!!
小説読んで涙することは
ワタシはまあめったにありませんけど・・・
「新・平家物語」泣けました・・・
義経についてが長いけど
この小説では義経だけが英雄ではなく
また主人公ではなく
義経の話といえば必ず出てくる
鵯越の話とか、壇ノ浦の八艘飛びの話とか
弁慶の仁王立ちとか
そういうのはほとんどない。
頼朝に追われて平泉に逃げてから死ぬまでなんて
ホントあっという間でした。
そういえば平泉の「高館義経堂」行ったなあ。
思い出すとまた行きたくなりますわ^^
それよりも脇の家来たちとか
平家の人々とか(平家物語だしね^^;)
市井の人々とか
そういうところに焦点をあてて
書いてあります。
あ~~でもやっぱり頼朝とか
その一味(北条とか梶原とかetc.)については
やっぱり「やな奴ら=悪役」なんだなあって感じで出てくる。
(語彙が乏しくてすいません^^;)
どの本に出てくるこの人たちを見ても
私はやっぱり好きにはなれないです。
まあ最後それなりの「死に方」をするので
「ほ~らね」って思うんだけど
史実は果たしてどうだったのか・・・
なんといってもこれは小説ですからね。
あの人たちにはあの人たちなりの正義があったのかも。
さて、次はまた「三国志」を初めから
読もうと思って
1巻目予約しています。
お正月に「レッドクリフ」見たら
また読みたくなりました。
そういう人がほかにもいたのか
今「貸し出し中」なので
いつ手元にくるかわかりませんが。
中国物は地名とか人名とか
漢字がやたら難しいので
初めて読んだときは
わからなくて結構飛ばしちゃった覚えがあるんだけど
今は毎日中国ドラマに浸っているので^^;
少しはなじめるかしらん???