昨日、今年の卒業式の着付けが全部終わりました。
３月いっぱい・・・始発出勤やら前日の準備やらいろいろと忙しかった・・・
でまあ終わったわけですが、今年もやっぱり課題がたくさん！！
今年一番思ったのは、当然のことながら、
「着ているお嬢さんが苦しくなく、しんどくなることなく、でも着崩れることなく最後まできれい」に
着付けるにはどうすればいいのかということです。
崩れないようにと思えばしっかり締めたくなります。
袴は帯に・・・なんというか「ぶら下がっている」ワケで、
草履やブーツのかかとで踏まないようにね、椅子に座るときは気をつけてね、って
必ずお伝えするんですけど、ひもが緩ければ、帯が緩ければ、体の動きとともに
ずり下がってくることもあるわけで・・・
今回も途中で気持ち悪くなって帰ってきたお嬢さんもありました。
まあお嬢さんも朝早く起きて朝ごはん食べてなかったり、そもそも体調がイマイチだったりって
こともあったりで、すべて着付けが原因ではないと思うのですが。。。
式や謝恩会が終わって帰ってこられたお嬢さんの着物と袴を脱がせて片づけるまでが仕事なんですが、
おおぜいの着付け師が対応するので、いざ脱がせようとすると、ものすごくきつ～～くヒモが
締めてあったり（そりゃしんどかろーというぐらい）
ヒモが緩かったのか袴がずり下がっているお嬢さんがいたりで
いろいろ考えさせられました。
たいていのお嬢さんは、最後のヒモをほどくと「あ～～～ラクになったぁ」とおっしゃいますし・・。
卒業式が終わってすぐ脱いじゃうお嬢さんもいるし（モッタイナイ！！）
式が終わってから電車、バスを乗り継いで大学に戻ったり
そのまま謝恩会に出席したり、さまざまですし・・・。
まあどれだけ長く着てても、どれだけ移動しても着崩れない着付けを目指しているわけですが、
いやほんまにムズカシイ・・・。
今年もまたたくさんの反省点がありました。
まあ内容的には毎年同じといえば同じなんですけど、、、それってどうよってハナシですが^^;
来年に向けて少しでも改善できるように、今年もお稽古頑張ろうと・・・思う！！
（クレーム来ていませんように・・・祈）