新・平家物語 | bunbun日記

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「新・平家物語」 吉川英治作(新潮文庫)



全部で19巻か20巻ある長編ですが、ただいま15巻まで読み終えました。
次の巻でいよいよ平家が滅亡するのかなあ・・・
次の2巻も図書館で予約してあるので・・・あした取りにいかなきゃ^^


かの有名な「平家物語」ですが、これがとてもおもしろくてすっかりハマりこんでおります。
私の読書タイムは電車の中と寝る前のおふとんの中なので、ヒジョーに限られた短い時間なんですが、
このところずっとコレ!!


平家物語といっても、清盛の青年期から始まって、平家一門の栄華を経て、
清盛の死があって、それから平家の滅亡、さらに義経の死、鎌倉幕府・・・と続きます。
こんなに長いのは、たくさんの登場人物一人一人が主人公といってもおかしくないほど
細かく書き込まれているからなんですね。
あのフランスの大長編「レ・ミゼラブル」を思い出しますが、この文庫は字が大きくて
読みやすくていいわ♪


清盛とか義経の話はおなじみなんですが、「いいヒト」だと思っていた奥州の「金売り吉次」の
描き方とか、いや~~な人物に描かれている「頼朝」とか(大体イメージよくないけど)
それから実は余り知らなかった「木曽義仲」のハナシとか(少々泣けました)
登場人物それぞれとても興味深く読めるのですが、
でも今まで読んだうちで一番泣けたのは平重衡(南都焼き討ちの総大将ですな)のハナシでした。
京都にお墓があるらしいので・・・ぜひ行ってみたいと思いました。



等々・・・順番に図書館でかりてるんですけど、全部持っていてもいいなと思い始めています。