ドラマみたい | 色心不二

色心不二

大好きなドールの事
カスタムしたり、ハンドメイドのお洋服作ったり色々悩み吐き出した入りします。
メンタル弱々なオバちゃん でっす(≧∀≦)

家族の事 PMDDの事色々

載せていきます

ここは病院

小さな病院だけど、とても綺麗で、広い。病床数は10床。

部屋は個室が3部屋、2人部屋が2部屋、3人部屋が一部屋で、ワンフロアの角にナースステーション。

そして真ん中は吹き抜けになっていてまわりに部屋がある状態。

そして看護体制は1対1である。それは日勤でも夜勤でも・・・・

ナースステーションに、ほとんど看護師はいることなく、患者さんに付きっきりで看護している。

私は日勤だった。いつも仕事の終わりにはみんなが集りカンファレンスをする。

今の患者さんの状態、そして自分の計画、反省、などを話し合う。

そして今日もそのカンファレンスをしていた。

そこに非常ベルがなった。


みんなで各部屋を確認しにいく。それぞれ受け持ちの部屋に。


そして私は3人部屋に確認しにいった・・・すると・・・加湿器の水がなくなり機械が熱くなって
煙がうっすら出ていた。

その機械の真上には火災探知機があった・・・「これか~!」ってほっとした。

そして幸い患者さんが騒ぎ立てる事もなく、大騒ぎにはならなかった。

後は夜勤のものに任せみんなそれぞれ帰っていった。

私も帰り際、ちょっと気になる患者さんがいてのぞいて帰ることにした。

のぞくとやっぱりベッドに座っている。

この患者さんは、原因かわからないけど、精神的なものか・・・言葉をなくし、感情というものをなくしてしまった。
いつもベッドに端座位になっていて、寝ようとしない。

受け持ち看護師はいつもうとうととし始めるまで側にいる。そして横にしてあげるのだ。
でも・・何故か私が言い聞かせると横になってくれる。
今日も気になってのぞいたらやっぱり座っている。

寝たいだろうに・・・でも寝れない・・・横になると寝れない・・・そんな気持ちよくわかる、自分がそうだから・・・

そして患者さんの側によると何を話すわけでもなく、目と目とがあって、患者さんは自分から横になる。
そしてゆっくり目を閉じて寝息をたてる。その顔は穏やかだ。
それを見届けて病室を出て、更衣室で着替えて玄関に向かう。

そこで・・・待っていたのは・・・

肩ごしの恋人に出てた「秋山崇」役の佐野和真

ドラマよりはちょっと大人だ。

「待ってた」
私は、軽く微笑んだ「ごめんね」

今日一緒に行ってほしいとこがあるんだと・・・花束を見せた。

私「ん? どこ」

「母親が入院してるんだ! 一緒に行ってほしい」

私「・・・うん、いいよ! いこ!」
彼とは付き合いだして間もない。彼とお母さんとの関係を聞いていた私は、彼がお母さんに会いに行きたい、って進歩にちょっとホッとした。

そして病院に向かおうと腕を組んで歩き出したその時、彼の携帯がなった。
彼の顔が曇った。

「どうしたの?」って聞いても「ううん、なんでもない」・・・と視線が泳いでる。

立ち止まり彼は
「今日はさ~、ちょっと飲んでホテルに部屋とかとっちゃう?・・・・それかさ~、映画でもいいし・・・どうしよっか??・・・・」ってうつむく。

私「何かあった?」

彼「・・・・・・母親が・・・自分で髪の毛きったらしい・・・っていうか丸坊主にしたって・・今日彼女と行くって言ってたのに、こんな事するなんて・・・」
彼は、怒りに震えている

彼のお母さんは、精神科に入院している。彼は、母親の愛情を受けて育っていない。小さいときにお母さんは、精神に病を持ち、入退院を繰り返し、彼にはそんな母親が許せない存在だったみたいだ。
きっと、お母さんに自分をもっと見てほしかった、愛して欲しかった・・・って気持ちの裏返しなんだと思う。

別に髪の毛を丸坊主にした・・・看護師をしている私からしたらどうってことないことだった。でも彼にしたら、自分が行くって時にそんなことをした、自分に会いたくないって言われているような気がしたみたいだ。

私「お母さんのとこ、いこ!」

彼「・・・えっ??」

私「いいじゃん!丸坊主くらい!きっとあなたに会うためにさ~綺麗にしようと思ってやりすぎちゃったのよ!!」

彼は、笑った。
「・・そうだな!・・いこっか!」
彼は私を見つめて・・・・


「ありがとう」


私「うん」

そして二人で、腕組んで、黄色い花束を持って病院に向かった。





そして場所は変わりここは、船の上。

とっても小さな船。

そこに彼(彼は大沢たかおになっている)と私、そして彼の仲間の二人。彼らは3人で船を作っている。

そう今日は、その船の完成!

私は、そのボートに乗っている。

みんなはしゃぎながら、笑いながら、そのボートのにっている。


そしてしばらくすると・・船が沈み始めた・・・

「また失敗か~」って彼らは笑っている。


何度も失敗してる彼らは、全然苦にならないみただ。笑っている。

失敗してもまた作ればいい!って、前向きでおおらかな気持ちが伝わってくる。

そして完全に沈んでしまった・・

私達は、海に浮いている(笑)

でも、焦ることなく、笑っている。


彼らは、そんな情況でもじゃれあい、ふざけあっている。

そんな彼らをみてて、今、私は海に放り出されたっていう危機感もなく、ただ微笑んでいた。

なんだかすごく気持ちが穏やかで気持ちよかった。


そんな夢だった。