1月5日 みどりこども支援(旧みどり保育支援相談)設立7周年を迎えました。

 

紆余曲折ありましたが、多くの方のご支援のおかげでなんとか続けてこられました。

 

本当にありがとうございます!

 

いよいよ8年目に突入です。

 

「キンダーカウンセラー」聞きなれない言葉ですよね。私も10年前までは全く知りませんでした。

 

教員を退職した際の目標は「次はスクールカウンセラーとしてまた教育現場に戻ろう」だった私がなぜキンダーカウンセラー?

 

理由はとってもシンプルです。

 

「どうして保育園にはカウンセラーっていないの?」

 

院生時代に1年間小学校に実習でお世話になっていました。担当は1年生。「幼稚園、保育園にもカウンセラーって必要」と感じたことが発端です。

 

私自身も12年間保育園にお世話になりました。もちろん子育てに悩むことも、つい仕事を優先してしまう自分との葛藤もありました。保健センターに電話して話を聞いてもらったこともありました。子育て本もたくさん読みました。

 

だからこそ、園内での専門家による相談は働くお父さん、お母さんにとっても利用しやすいのではないかという思いにつながったのです。

もちろん、保育者にとっても、定期的に心理職がくることで、安心して保育ができることや保護者との関係性を築いていくことにもつながるはず。

 

修士論文でご協力いただいた保育園の御厚意で押しかけ実習生として受け入れていただき、修了後にそのまま起業して現在に至ります。

 

約10年保育臨床に携わってきて改めて思うこと。

 

それは「小中学生になってから急に問題が出るとは限らない。ずっと抱えていた困り感が具体的な問題になったからかもしれない。だからこそ、乳幼児期からその子を、その子の背景にあるものを理解し、支援することは大切」

 

現在は園内や校内でだけでなく、職場でも子育て相談ができるようになれば、子育て支援、女性支援の貢献になるのではないかと企業でも相談を受けられる体制作りを整えています。

 

8年目も「支援者支援」の理念の元、真摯に誠実に丁寧に子どもたちと向き合っていこうと思います。