私は大人になってあるころから、
自分がどてもストレスを感じやすい人間になってしまっているのに、
気付くようになりました。
「なってしまった」というのは、
自分の記憶の中で、少なくとも学生頃までは、こんなに
常に些細な事まであれこれ心配したり、人に気を使い過ぎて
しまったりした記憶がなく、
いいえ、社会人になって20代半ば頃まではそうではなかった
と、今思いました。
このようにして思い返すと、
やはり、
人生の中で、環境が変わったり、仕事が変わったり、
結婚だったり、何か次のステージへの変化に伴って、自分の
ココロの状態も変化して来た事を実感するのですが、
これまでにもお伝えして来ましたが、
20代半ばで突然、日常生活もままならない程急激にアトピーが
重症化した時、
30代初めの頃にうつ状態だった時、
どうあがいても辛さから逃れられず、
何をしてもココロもカラダも楽にならなかったので、
私に残された道は、自分の「ココロ」そして「ココロとカラダ」
という視点に希望を持って探求する以外に、他の道を見つける事が
出来なかったわけですが、
なので、最初のころは「ココロ」に答えあると確信していたわけでは
なく、
「病気の原因は○○である」という
ココロ以外の色々な要因も多く伝えられている中で、
他の視点は否定するというものではないのですが、
ココロに何か強い苦痛が起きた時の、
カラダの反応について、
私が自分自身の「ココロとカラダ」の反応や変化を観察して来て、
そして身近な人や、様々な症例の情報に触れるに従い、
ココロの変化によるカラダの変化は、想像以上に大きいと
思うようになりました。
そのようにして進むうちに、
先ず、自己催眠と似たような体験で、子供時代から自分に蓋をして
いたココロの痛みに気付く体験をし、
↓
その後、
心理カウンセリングや催眠療法他、「ココロとカラダ」についての
様々な事を探求。
↓
「ココロのカラダへの影響は大きい」と実感。
「ココロの辛さ」→「ストレス」について考える。
↓
病気や症状で病院に行っても「ストレス」には対応してもらえない。
ならば、どうしたらいいのか?
↓
ストレスの感じやすさは、反応の仕方は、人それぞれ。
↓
「精神分析」という視点。
心理カウンセラーや精神科医などが行っている事を、
その理論や手法を学んで、自分に対して自分自身で行う事が
可能ではないのかと思う。
このような流れで、ココロの仕組み、理論を学ぶに従い、
成長期の本人にとってのトラウマ的体験などが、
人格形成に影響するなど、理解が深まっていき、
それに従い、
自分が、些細な事まで心配し、
気を使い過ぎてしまうようになった原因などを、自己分析
出来るようになると、
かつては変わらない性格のように思えていた、
自分の苦しい思考や行動などが、変えていけるのだと実感
できるようになって行きました。
「人格形成」というように、私たちは生まれてから、
人格を形成して来たのだと。
作って来たその人格と、
「本来の自分」とは、別なのだという視点が
持てるようになった事で、
変えられないと思っていた事が「変える事が出来る」と、
探求をすればするほど「可能なのだ」と思えるようになって
いったのですが、
では、成長期のトラウマ的体験とはなんでしょう?
成長期のその人のトラウマとも呼べる苦痛の体験が、
大人になってからのストレスの感じ方、反応の仕方に
どう関わっていくのか?
そして「本来の自分」とは何のか?
という疑問について探求して来た事など、
次に続きます。