能登半島地震に派遣されて | ここから薬局からのお知らせ

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初詣に行ったり、おせち料理やお雑煮を食べたりと、お正月の華やいだ雰囲気を一瞬にして吹き飛ばした今回の地震。

私は、令和6年1月11日~15日、災害支援薬剤師として石川県鳳珠郡穴水町に派遣されました。

 

2016年の熊本地震の時は、地震が起こって17日目に南阿蘇村に支援に入り調剤関連が主でしたが、今回は調剤支援以外の、現地の拠点本部の立ち上げや避難所の訪問が主な活動でした。

避難所では、環境・換気、トイレの清掃方法や消毒剤の確認やアドバイス。お薬手帳や残薬を確認し必要ならば処方を依頼。保健師チームと帯同した時は、フォローの必要な避難者を確認し二次避難や入院につなぐ等、多岐にわたりました。

 

災害対応として、モバイルファーマシー(災害対策医薬品供給車両)以外にも災害対策ハウス(ソーラーパネル搭載で電気を供給)や災害用トイレ(トラック型で多目的トイレも完備)が避難所に設置されていました。

 

今回の派遣をとおして

災害関連死を防ぐなど助かった命を守るために薬剤師の役割は大きく、多くの薬剤師が現地入りできるように

支援薬剤師が志願しやすい体制や支える後方支援の整備も進んでほしいと思いました。

 

地震から1か月が経ちましたが、断水も続き避難されている方々がまだたくさんおられます。

一日も早い復興を心から願っています。