アンチパブリック

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人に気を使って書くのが疲れたのでアメブロを始めました。
基本は小説ですが
パンティから政治まで語ります。おしまい。

Amebaでブログを始めよう!
零~月融の仮面~
というホラーゲームの実況をここ数日狂ったように見ている。
ニコニコ廃人という言葉の重みを実感しております。

最初は四八(仮)というクソゲーオブザイヤーの実況を
友人に見るべし見るべしとしつこく言われ
見たらね

もう本当、友人に嵌められたといっても過言ではない。


何が「ゲームの演出を学ぶならこれを見ろ!反面教師的な意味で!」
だよなぁ本当。


確かにどういう演出がダメでどういう演出が効果的かがわかりますが
それ以上に最”恐”の時間食い動画です。ほんとうにありがとうございました。


ああでもスパークさんマジ素敵だー。
関西弁が好きになる動画といっても過言ではない。
かつて関西圏に住んでいた人間としては
忌まわしすぎて関西弁なんて7割ぐらい嫌いだったのですが

これはね。好きになるよ。

ついmixiのコミュに入ってしまったりニコ動のコミュに入ってしまったりしてしまった。

でもって
酔いどれスパークさんを見るために零~月融の仮面~という
怖い動画にはまったわけだよ。




・・・・おばけなんてきらいだ。


以上。


おしまい。


気になる人のために載せておきますね。




本当に、おしまい。
 カツン、カツン、と規則的に硬質な音が響く。

 足もとはぬかるみ、ともすればつるはしの重さに負けてよろけそうになるのを何度も踏みしめる。
 そのたびに、盗み出したゴム靴の底が蛙の鳴き声のような音を立てて軋んだ。
 日中ならば屈強な男たちがひしめきあって盛んにつるはしをふるっているのだが、今、この深夜には一人を除いて他に人はいない。 
 砂まみれの軍手と薄汚れた作業用のつなぎから覗くなまっちろい腕は細く、泣いているかのように荒い呼吸はテールランプの灯りに照らされて白く細かく吐き出されていた。

「あった……」

 彼はつるはしを壁に刺したまま、硬直する。黒雲母のようにすべすべとした鉱石の塊を大きく削り取ってあらわれたそれは、表面がぬるりと濡れていて、指を差し入れればずぶずぶと入りそうなほど柔らかく見えた。
 色は象牙色。間違いない。彼はつるはしを引き抜き、乱暴に床に転がした。反響し、すさまじい音がしたが彼は気にも留めず、急いで軍手を取り外しにかかった。手が震えて、そして指がかじかんで上手く外れない。彼はほとんど泣きそうな顔で指に絡みつく軍手を外し、それの表面に掌を恐る恐る掲げた。
 それは、彼の掌めがけてびくん、と波打った。
 
 人体鉱だ。
  
 人の体温を感知すると、それは吸いつくようにして体温を奪いにかかる。猫にも犬にも反応しないし、人肌に温めた布切れにも反応しない。人体鉱は人間の体温にしか反応しないのだ。
 彼は、そのことを知らずに人体鉱に絡み取られ、志半ば、体温を奪われていった哀れな人々の二の舞にならぬよう、ゆっくりと手を引っ込めた。そして傷つきやすい人体鉱の表面を注意深く避けながら、再びつるはしを振るい、人体鉱の他の部分を覆う黒色の鉱石をはがしにかかった。
 彼の眼はけいけいと輝いていた。額にくくりつけたテールランプの熱で、汗が絶え間なく彼の顔を流れ落ちていたが、その不快さをもはや気に留めていないようだった。
 眼前一体が象牙色に輝く人体鉱に覆われたとき、彼はようやくつるはしを地面に突き刺した。彼の眼は潤んでいた。そしてボタンをはずすのももどかしげに作業着を外し、代わりに彼を軸として反対側の壁に取り付けられた頑丈な鎖で足をくくりつけた。それ以外は一糸まとわぬ姿。ゆっくりと、人体鉱に触れるか触れないかの距離まで近づいていく。

 そして、彼は勢いよく指をその中に差し入れた。
 
 ズブズブと指は人体鉱の中に吸い込まれ、とたん彼はドライアイスに触れたような痛みを指先に感じ、思わず悲鳴を上げる。初めは自らの意志だったものが、強烈な磁力のような力で、吸い上げられるように中に引きずりこまれていく。彼は顔を真っ赤にしながらその場に踏みとどまり、鎖に足を引っかけたまま、強く引っ張った。わけもわからぬ言葉を絶叫させながら、人体鉱の中に入れた両手同士を激しい痛みを伴いながらその中でつなぎ合わせようとする。腕の感覚はほとんどなくなっている。人体鉱を進む潤滑油が、凍傷ではがれた自らの皮膚から流れ落ちて行く血や生皮なのだと頭のどこかで思う。けれど、粘り続け、ようやく、膨れ上がった両手がその中で初めて出会ったとき、急に人体鉱は動くのをやめた。刹那の出来事に、力を抑えることができず、ぬるりとした人体鉱を両手に抱えたまま彼は尻もちを盛大についた。
 
 人体鉱だ。
 
 彼自身の血や、人体鉱特有のぬめり気によってぬらぬらと光るそれを一抱えしたまま、信じられない気持で彼はそれを見つめる。太陽の光を浴びたことがない肌のように、不健康な色のそれが静かに息づいているのを彼は確かに感じた。傍から見れば、巨大なゼリーにしがみついているように思えただろう。人体鉱は彼の熱を奪うのをやめていた。そして静かに安定しようとしている。
 
 彼は脱ぎ捨てた作業着のポケットからナイフを取り出した。そして角の部分をちょいと切りつける。
 
 赤黒い血があぶくのように浮かんだ。人体鉱はあたかも痛がるかのようにその全身をさざめかせる。

「ごめんよ……」
 
 彼はかすれた声で言った。痛めた両腕からは絶えず血がこぼれ、冷たくなった皮膚が紫色に変わっている。

「愛してる……」
 
 頬ずりをする。ぎゅ、っと人体鉱が軋み、彼の人体を受け入れる。

「愛してるよ……」
 
 彼は人体鉱を抱きとめにかかった。まるで愛撫するかのように、はがされた断面を撫で、頬と触れ合う場所に優しく口づけを施す。水を吸い上げるような音がそこら中に反響し、一層卑猥な音にさせた。だが彼は構わず、むさぼるような口づけをさらに施した。
 
 そしてしばらくして、その荒い呼吸は誰かのものと通い始め、か細い、嬌声があがった。
今日は、私の友人の21歳の誕生日だ。
……生きていれば。


彼女は20歳になる前にこの世を去った。
私は生前の彼女と結局仲直り出来ずに終わった。

成人式のパーティで彼女の死を祭りあげようとした
同級生たちの幼さに深く傷つけられた。


たった一人の愛娘を喪った親を壇上に立たせ
そして友人たちに作文を読ませ
お涙ちょうだいの演出をしようとした、その感性の鈍さ。


「○○ちゃんが死んだことをみんなに伝えるお手伝いが
できたらいいなって思って☆」


そんなメールを送ってよこした
高校を首席で卒業し東大生になった女の子。
君は、いったい何を学んできたのか。


たった一人の親友を喪い
おまけに、そんな愚かなメールを送られて
アルコールなしには眠れなくなった私の友人


無知は罪だ。
でも、これが現実なのだと私は思った。


それ以来、どうも
死というものが、自分の中で意味を持ちすぎて
ありとあらゆることがそれにつながって
普通の日常に支障をきたすことさえある。


死を軽く扱う人が赦せなかったり
子供みたいな物言いで人を傷つける人を見て
どうして彼女が死んでこいつが生きているんだろう
って平気で思ったり


そんなことでいちいちセンシティブになる。
哀しみすぎるのは結局、現実から目をそむけようとするごまかしなのに。


それでも、彼女について語ることをやめたら
本当に消えてしまうような気がして怖い。
彼女の死に自分の生が引きずられてしまうのはおかしいし
そんなに悲しめる立ち場なのか、疑問に思う。



あの哀しみ、あの喪失感を
せめて表面的にでもいいから
理解しておいてほしい。


絶望的な何かを知った人が
綺麗事にすがらなければ生きていけない切実さを

経験していない、知らないという理由で笑われるのはつらい。
こんなに苦しいことはない。


よくある話だよね、と
平気で言う人にあなたはならないでほしい。


いくら根性がねじ曲がっていて
そのせいで生きづらさをいくら感じていたとしても

死別に苦しむ人を
笑う資格など誰にもない。


・・・・
でも、それを大声で言えない。


死に関する物語が溢れすぎて
死そのものに対する感情を簡単なものにしすぎて
逆に、死が薄れてしまった。

人が泣いてすっきりできた物語の
後を私たちは生きていかなければいけない。


……私は、生きなければいけない。