棚の真ん中にそれは置かれていた。




本屋の隅…





たった一冊。
誰の目にもつくだろう大型本だった。












『岩合光昭のネコ』


ジャケットは、和風模様の洋服を着せられた三毛猫。

一頁目は






『ネコの戸口にようこそ』
北海道 夕張市で撮られた一枚からはじまる。






岩合光昭さんは、野生動物を撮影する写真家だ。



近年で記憶に新しいのは、北極(南極かな?)で撮影されたシロクマの映像だ。

春の訪れた花畑の中で気持ち良さそうに寝転ぶ姿を映している。

シロクマがこんな表情を見せるんだなぁ…NHKのドキュメンタリーで放送されたかと思う。



岩合さんのネコの写真を見ていると、この人は本当にネコが好きなんだなぁというのが伝わってくる。


咲いた桜の枝に手を伸ばして、うっとり香りをかいでいる仕草の子猫


干した布団にご主人さまの匂いを感じて飛びつく猫


どこから来たんだ?と言いたげにカメラに手を伸ばす猫…



そのどれもが表情豊か。


これだから猫好きは止められない。




落ち込んでいた心に陽が射した気がした。