西川美和監督の

映画をシェアしたいです。


もし、あなたが今

すごく暗闇から抜け出せないような気持ちであれば、

心が楽になることを助けてくれる映画だとおもいます。



今日観たのは、

「ディアドクター」




私が西川美和監督映画が好きなのは


愛ではなく、

無償の愛を感じるからです。



西川美和監督の作品、全部大好きですが


全部の作品を見ると、

人間心理に

伏線があるように感じます。


蛇いちごの主人公では、

なぜこの主人公がこうなっちゃったのかまったくわからないまま過ぎるんですが


映画「ゆれる」では、主人公の背景を予測したり(勝手にですが)することが、蛇いちごのときよりずっとできます。


さらに、デイァドクターでは、

なんでそうなったのか、もっと理解できたり、

人は自分が作っているように思えて、多くのことが周りとの関係で作られて行くものだということに気がつく。



また、おもしろいのが、

配役が合いすぎているところも

唸るぐらいすごいです。

さらに

ところどころあの作品に出られた役者さんがこの作品ではこういう役で出られている、というのが

ボーナスポイントだったり


音楽や歌がすごくいいです。

どうしてこんなに落ち着くのかなと思ったら、自然や風など、

人が論理的に考えることでは

理解できない大きな自然や

人間のもつ無償の愛を表現しているからかな、とおもいます。




 

 


ディアドクターは、赤いスポーツカー。赤くて、映画で鶴瓶さんがドクターとして僻地村を巡回する姿が、景気が良い。


そして、他の映画にも車出てくるのでチェック



 

他の映画作品も、見れる楽しみ


西川美和監督作品は一つお気に入り作品にいい気分になったら、他のすべての作品も観れる楽しみがありますよ。


唸るほどの素晴らしいものばかりなので、

一つ一つ全部観る機会がもてて

全部観る楽しみにわくわくします。




 

見方はいろいろだけど順番にみるのもオススメ


2度目の鑑賞

ですが

こんな感じ


「蛇いちご」→「ゆれる」→今日

ディアドクター」(今ここ)

→永い言い訳→素晴らしかな世界



今夜みる映画に、

デジタルで高解像度すぎる映画よりも

よりアナログで、一つ一つ手作業で丁寧に細やかに

描写されているゆったりとした映画に

心地よさを感じています。



映画は大好きなので、ほとんど

毎日なにかしらみているのですが、


西川監督の映画のおかげで

この一年の走りっぱなしだったのを

今やっと映画でリフレッシュして

解放しているように思います。


主人公のドクター役を、

鶴瓶さんが、鶴瓶さんしかできないような

僻地のドクターをしていて

失踪するまで

村の方々に愛されて感謝されて


鶴瓶さんのもじもじした姿や

緊張している

表情や仕草がうまい。


この映画見ながらスイスワインやブルターニュ地方のシードルを飲みながら、と思ったのですが、


ソファーでリラックスして観ていて

それだけで幸せになります。


買ったばかりの屋久島のお茶🍵を、やっと開けて

お茶を飲みながら観ていたら、



私の中の幸せは

最高点でした。




さらに、自分がこの映画を見ることで

自分も映画のその中のだれかになって体験しているような気持ちの良さを感じることができました。


描写に自然や

素敵な音楽が流れていて


厳選された情報で人間模様を描写しているのも

素敵です。


人間の繊細な心の動きをみていける

西川美和監督の作品には

気分の良さを感じます。



人生捨てたものではなくて

何かしらの希望や喜びを

持てる

人生っていいものだよ、

人っていいものだよ、というふうに思える

ご褒美のようなシーンが最後にでるのには

毎回観ていて圧巻です。