スイミングが大好きで、すっかり潜れるようになった娘が、お風呂で突然、
「あのね、1番小さかったときは、こんなふうにお腹を上向きにしてプカプカ浮いてたの。」
「次がこんな向きで頭が上になって…その後くるりんてこっち(頭を下)にしたんだよー。」
と、お湯の中で実演を始めました
逆子だったことまでキッチリと!
これはついに来た!と、いつか読んだ「胎内記憶を聞く時のポイント」を思い出しながら、平生を装って傾聴しました。
「お腹の中はね、あったかくて気持ちいいーって感じなんだよ。でも、狭いから時々せまーーーい!って蹴りたくなっちゃうの。ずっと目をつぶってるんだよ。」
「プカプカしてたら、突然バーンってドアが開いて『眩しい!!』ってなって、風がビューっと入ってきて、口で息を吸うみたいに引っ張られたから、両手で手すりみたいな、持てるところに掴まったんだけど、お風呂のお水が出るみたいにグルグルーって引っ張られたから手が外れて、こんな風にクルリンって半分回って、狭い穴の方に頭がくっついたの。」
うわわわわ!!回旋のことまでちゃんと覚えてるの?!すごすぎ。
あと、回旋の途中?固くて当たると痛い場所もあって、そっちには行かないようにするらしいです。骨盤のことかな。
「そして、頭が階段みたいなところにぶつかって、ドンドンドンって降りたんだよ。プニプニしてて、冷たくて、きもちーーって感じ。狭くて『キツいーーー』って思ったけど、痛くはなかったよ。頭が飛び出て、体もよいしょって出て、『空気が薄い。変な感じ!』って思ったんだ。眩しくてまだ目が見えなくて、『あれ?ママいるはずなのに何で見えないのー?どこー?』って思ったから泣いたんだ。え?赤ちゃんはみんなそうなんだよ。ママに会いたいのに会えないから泣くの。」
階段って何のことだろう?と思いましたが、いきみに合わせて頭が段階的に挟まった感覚のことのようです。保冷剤やスライムみたいにプニプニひんやりしていて気持ちいいそうです。
そして、産声の正体まで教えてくれて大感激一生懸命目を開けて見ようとするんだけど、まだよく見えなくて、ママの顔が10個くらいにボヤけて見えるし、「ママどこなの?!」って、寂しくてオギャーってなるそうです。
とにかく、お腹の中はあったかくて気持ちよくてずっと寝てるみたいに過ごしているそう。お腹の中で蹴ったり、頭突きしたりするのは、「成長するよー」ってママに合図してたんですって。
「子どもが抱っこが大好きなのはどうしてかというとね、あったかくて、狭くて、ギューってなるのがお腹の中に似ているからだよ。だから、狭くても全然嫌じゃないんだよ。」
というので、いわゆる「まんまる抱っこ」の姿勢で、足をグッとお腹に近づけてギューってしたら、息子も娘も心底大喜びしていて、うひゃーそういうことかとなりました
もう、なんだか感無量…放心状態です。
いつかそんな話をしてくれる日が来たら嬉しいなぁなんて、娘が1歳の頃くらいには考えてたけど、すっかり忘れていて。
まさかこんな日が自分の身に訪れるとは、もう、なんだか、ほんとにほんとに尊すぎる
もちろん、色々と見聞きしたことが混ざっているだけで本当の記憶かは分からないけれど、それでもら都市伝説のように見聞きしていたその状況とよく似ていて、感激しました。
例)ぬるめのお風呂に入っているとおもむろに話し出す…など。
ひと通り聞いた後、ダメ元で「デジカメでも撮っていい?」とお願いしたらOKだったので、紹介VTRを作りました。
撮影ともなると、ウケ狙いで内容が変わってしまった部分があり残念ではあったけれど、「胎内記憶について話した」という思い出はしっかり4Kで残せました
当分、幸せな気持ちに浸れそうです