このブログは、反抗期以降の子供に、母の葛藤記録としていつか見て貰えるものを残そうかな、万一、明日突然いなくなるようなことがあったときに、母を知る手段があるといいかな、という思いで始めたのですが、今の内容だと誤解しか生まないので、娘のこともちゃんと書かねば、と思いました。
まず、私は娘をとても愛しているのと、可愛くてたまらないのは、紛れもない事実です。
もはや、私の人生は娘を中心に回っていて、キャリアなんかもすっぽかしました。いつか取り戻したい、とは思いますが。
でも、その愛情と裏腹な行動が出てしまうことに悩んでいて、この溢れるばかりの愛情を知らないまま育ったら嫌だなぁ、弁明したいなぁ、という気持ちでブログを書いている次第です。
このところ、お教室を辞めたおかげか、比較的気分が良く、娘とも良い感じです。
そうなると、「親バカ」の心もムクムク

娘にデレる日記を書いてみたいと思います。
顔の似ていない娘は、中身も私と似ておらず、非常にポジティブで自己肯定感が高く、頭も良くて社会性もあり、女子力も高い一方で、ギャグセンもあります。
控えめで愛嬌のある整ったお顔も相まって、男女問わず人気があり、今のところ最強です
それこそが、「私に似ないでーーー
」と、必死になって拒否する理由です。
このままの感性で大人になってくれれば、全く問題ないどころか、無双なんですもの。
- 「ママ、そんなに怖い怒り方したらダメだよ。私みたいに可愛く怒るんだよ。だって女だから。」
- 「失敗したって、間違ったって良いんだよ。そういう時もあるある!」
- 「ママが怒ると、私の心の中のハートが粉々になっちゃいそうなんだ。でも、ママは私たちのお世話が大変でハートが足りなくなっちゃったんだよね。私のハート、たくさんあげるね。」
- 「弟くんは赤ちゃんだから、怒らないで。こんな風に優しく言えばちゃんと分かるよ。」
ああ、どこで教わったのでしょう。
こんな愛に溢れた言葉かけ。そして女子力。
心が芯から優しいのです。
こんなに美しい心と感性を、私のような未熟な親が汚してしまうことが怖くてたまりません。
娘は今のところ、どんな集団に行っても「出来る」タイプの子です。
そして、私も“躾にはうるさいです”みたいな顔している上、結局保育園を一抜けして受験させてるので「教育ママ」だと思われてると思います。
でも、教育ママと思われることは1番嫌だし、正直、熱心ではないです。ただ、情報を掴み損ねたせいで不利益を被りたくない、という思いだけで動いています。私にとっての「早期教育」は、娘に対するものではなく、親に対するもの、と認識しています。
実際、0歳の頃から4歳までは、以下の知育系の習い事をしました。
- ベビー公文(1年?)
- ベビースイミング(1年?)
- モンテッソーリ型母子分離教室(3ヶ月)
- ベビーパーク(短期体験)
- くぼたのうけん(体験のみ)
- こどもちゃれんじ(total2年間ほど)
そして、ことごとくつまみ食いです。
必要なタイミングに必要な要素だけつまみ、それで終わり。結局、イマドキの早期教育に感じたものは「カネ儲け」の匂いだけだったので早々に退散しました。
「マザーリング」や「親育て」的なものに興味があったのですけど、これと言ったものには出会えず悶々としましたねー。
そして、勇気を出して年少下の時期に門を叩いたお受験用のお教室こそ、私が求める「親としての1つの正解の形」をいただける場所でした。
「早期教育を嫌う幼児教育」という矛盾したものを見事に確立しているのがお受験対策なのですね。ひらがなや算数なんかじゃなくて、知識やひらめきや生活様式を身に付ける、それこそ幼児期に育てたい力だなぁと思いました。
そして、1番は、子への全力のサポートが親に求められるということです。
「マザーリング」や「親育て」なんて結局、お受験界隈のメソッドを薄めたものだったのね、と知るわけです。
お受験ママって本当にすごいのです。
合格後も、もちろん変わらず素晴らしい。
よく言われがちな、子を私物化しているとか自分の見栄のために利用しているとかは、真逆です。子供のために自分がいる、そういうスタンスじゃないと受験はやりきれるものじゃありません。
- いつどんな時も美しい
- 人前で怖い顔して怒らない→周りを不快にさせない配慮
- でも子どもはちゃんと躾ける→もちろん周りにご迷惑だから
- 子供のご機嫌を取るのが上手→その方が効率的だから
- いつでもバッグに必要なものがちゃんと入ってる→無駄に子供を不快にさせない
- お料理も家事もお裁縫もアイロン掛けもする
- 時間の使い方が天才→多児お受験・学校・幼稚園・習い事をやりくりしつつ、子の遊び場イベント情報も精通
アウトソーシングされている富裕層もいるかもしれませんけど、皆さんとにかくパーフェクトママ!!まさに、ロールモデルそのもの。
同級生ママとお話ししてても、付け焼き刃やハリボテじゃ合格できないわ、と分かります。
(あ、我が家はハリボテか。。ま、他所行きのお顔は得意なので!)
とにかく、娘の幼稚園生活を通して、私は少しずつ「なりたかった私」に近付いています。
家でも、少しずつ、怒らないでいつも笑っておかえりといえる場所を作る努力をしています。
そんな私に、娘はいつも、「ママ大好きだよ。」「神様が守ってくれるから大丈夫だよ。」って励ましてくれます。
ガミガミ言い始めると「もうちゃんと分かったから、このお話はもう終わりにしてくれる?」と冷静に嗜めてくれます。
どちらが大人なのか分からないけど、そんな娘に甘えながら、私が出来る親らしいことを頑張ることで成長します。
自分に似ていないお顔は、やっぱり時々残念だなぁと思ってしまうけど、それでも、下の子よりも小さいお顔に、スラリと伸びた細長い手足、賢そうなおデコ、サラサラストレートのキレイな髪、色白のお肌…容姿でコンプレックスを抱く心配は当面無さそうで、本当に幸せなことだなぁと思います。
この、可能性に満ち溢れた幸せな子どもを、私のような俗物で汚してしまうことのないように、誤った道に迷い込ませてしまうことのないように、可能性を潰してしまうことのないように、その思いこそが、私が毒親になりかねないと不安になる原因そのものなのです。
つまりは、
最大限に親バカしてるってことですね
