幼稚園受験について情報が欲しい時、そこには情報が混在していますよね。
・ご近所幼稚園
・お受験幼稚園
・国立の附属幼稚園
・私立の附属幼稚園
いずれも「受験」というプロセスを経るのかもしれないですが、いわゆる「お受験」の言葉は下の2つを指すと思います。
ご近所幼稚園は「入園前面談」という類のものですし、お受験幼稚園はのちに控える小学校受験のための足掛かりであり、そこに入ることがゴールではないためです。
で、ここで記載する「幼稚園受験」というのは、基本的には一貫校全体への入学許可も意味するので、「園」ではなく「学校」と書きます。
正直、私は幼稚園受験に関して、何の情報もないままチャレンジしました。
あくまで親のため、願書や面接を受ける練習をする目的であり、模擬試験代わりでした。
だいたいの流れとしては、以下の通りです。
8月〜9月中 願書を購入しに学校へ赴く(約1000円)
9月中 検定料(2〜3万円)を支払う
9月下旬〜10月上旬 出願締切
はい、実は、願書を書く前にお金を支払う学校が多いのです!
知らなかった…!
私は、願書を書いてみて、うまく書けたら受けるくらいのゆるーい心づもりでいました。
が、先に支払いとなると、俄然目の色が変わります![]()
キリッ!笑
2、3万×数校分、無駄に捨ててたまるか、と、急に本気モードにギアチェンジしました。
改めて整理しますが、
時は9月、願書提出は10月、試験は11月です![]()
ジャックの先生にも個人の先生にも急遽面談をお願いし、願書の下書きに目を通してもらいましたが、みんな言うことが違うのね。。。
それに、幼稚園受験専門のクラスではないので、正確な情報を得ることはできませんでした。
そこで、願書や面接QA専門の添削をマンツーマンでして下さる先生を見つけて依頼。
毎日先生とやりとりをして学校別一問一答を作り上げつつ、学校研究&願書作成をしました。
父用一問一答
母用一問一答
を学校別にトータル100問ずつくらい作成してみると、学校の求めることや、我が家の目指す方向が見えてきます。
これらを要約したものが願書だと思うと良いです。
お受験用のテクニックは持っていないですけど、皆と同じテクニックを使ったら、もはやそれは戦法ではなくお作法ですよね。
- 人と違うことを恐れない
- 願書と面接の本質は何かを考える
- 読み手は同じ社会人の大人
要は、自分たちはどこの誰で、どんな価値観を持ち合わせていて、同じコミュニティに入れても大丈夫な人間ですよ、むしろ私たちを入れないと損ですよ〜と言うことが伝われば良いわけです。
就活と一緒ですね。
「どうか入れてください…
」みたいなスタンスで受けた会社よりも、
「私こそ、ここで働くべき人です!
」みたいな余裕のある気持ちで臨めた会社の方が受かりませんでしたか?
相手におもねるような自信のなさは、何だって魅力半減です。
実際、「我が家なんて畏れ多い
」みたいな気持ちになってしまった学校にはご縁を頂けませんでした。
ちなみに、子供の考査は全く難しくありません。普通の子であれば多分何も問題ないのだと思います。
親の受験と言われる所以ですね。子に無駄に課金しないで親の対策にとことん課金することをオススメします。
それにしても疲れました。
日程が重なったりもするので、数校しか受験できないわけですけど、もう2度とやりたくないと思うほど、大変でした。
面接、考査、合格発表、手続きなど、全てのスケジュールをこなすだけでも綱渡りです。
もし小受が初めてだったら、頭パニックでしたね![]()
それで、せっかくこんなに頑張ったし、と、私立家庭にあるまじき?!貧乏根性で、特に志望度も高くなかった学校へ入学してみることにしたわけです(最後まで行き当たりばったり)。
さて、(散々失礼な言い方をしていますが、一応、名門と言われるミッション系一貫校です)入園してみて。
噂の通り、附属幼稚園とは、本当に親の出番が多い場所です。
「親の出番」というのは、学校に呼ばれると言う意味ではなく、親が子供に関わることを求められる度合いを意味します。
「子供のために」を1番大事にするというのは、時に効率性とは真逆です。
働いているかどうかに関わらず、子供が大好き![]()
![]()
なご両親のためのコミュニティです。
幼児の時くらい子供に全力を注いであげたいなと思っている人であれば、こんなに幸せな時間はない、そんな環境だと思います。
でも、保育園の至れり尽くせりな環境と比較して不満を持ってしまいそうなら、回れ右ですね。
小受、中受を避けたいためだけに飛び込むには、色んな意味で負担が大きすぎると思います。。
私は、普段から近所のお受験幼稚園に通う親子を見て羨ましくてたまらなくて。
手作りとかお手手繋いで登園とか、制服とか、もう…良いなぁーーー![]()
!と。
でもそんな時間的余裕は私にはない、と見てみぬふりして保育園に通わせていました。
娘のおかげで、全く予想もしていなかった、その憧れていた世界のその先へ飛び込むことができました。
学校全体に価値観の合うお仲間家族ばかりだし、大人の足で10分の道のりを、子供の手を引き30分以上かけてのんびり通う毎日は、人生の最も幸福な時間だろうと、確信しています。