まさかの性別逆転を経て、幼い頃から夢見ていたはずの女の子ママになれるというのに、すっかり想いが色褪せてしまった妊婦期間。



もしかしたら…という一縷の望みをかけて、出産準備も白、グレー、黄色のオンパレード。ピンクや花柄なんて全く欲しくなかった。


次に来るかもしれない息子のために…と“お下がり”を見越した肌着を買う始末。



仕事をしないで家にいる生活が初めてだったから、育児給付金が貰えるとはいっても、何だか息するだけでもお金が出ていく感覚があって、不安で仕方なくて。

授乳でお腹空くのに、自分で作らなきゃいけない、材料を買いに行かなきゃいけない、またお金が出ていく、辛い…みたいな、謎の精神状態でした絶望


だからなのか、娘を可愛く見せることへの情熱が全然なくて、「これからお金がかかるんだから節約!!!」みたいな渋ーい気持ちでした絶望

今となっては、本当に勿体ないことをしたと思う。「かわいい!!」のために散財したって家計は何も問題なんてなかったのに。



それ以上に、

ハゲた薄毛の女の子にヘアバンドするのも、似合っていないピンクやフリフリを着せるのも、イタい親みたいでどーしても嫌だった。

「あー、そっち系ね」って、浮かれて我が子を客観視出来てない人に見られることが耐え難かった。


なんか

ワタクシ「そっち系」興味ありません〜。ワタクシ賢い消費者だから、雑誌に踊らされて無駄なもの買ったりしません〜キメてる

みたいな、無駄な強がりをすることを自分の使命だと思ってしまった…なぜ。。。

(出産準備の「賢い消費者」用買い物リストはいつかブログにしようと思う。せっかくの使命だし笑)



いやいや、親が浮かれずして誰が浮かれるのよ笑い泣き

その「無駄」を省くために、夜な夜なスマホで研究を重ねたあの時間は無駄ではなかったのかい?

そして結局、あとになって「やっぱり欲しい」と買ったりして、逆に無駄になったものもあったよね真顔真顔



妊娠期間も0歳時期も、第一子の時は、無事に産まれてくるかという不安の方が大きすぎて、「幸せーーーー」という気持ちにどっぷり浸かることは出来なかった。

それに拍車をかけるように、性別逆転もあったから、なんだかもう、「早く大きくなれー、髪よ伸びろー、どうか元気でー真顔」みたいな平坦な気持ちで過ごしておりました。



いえ、もちろん毎日幸せに可愛がってましたよ。

ただ、女の子ママとしてのお花の咲いたような多幸感はなかった、というだけでね。

今見返すと、もっと自分の好みで楽しんでも良かったのに、そういうのが嫌いそうな母達への遠慮もあって、慎ましい0歳時期でした。



でもねぇ…娘はほんっとに何もかも似合わなかったよね…。赤ちゃんって試着もできないから、自分の娘に似合う服が分からなくて迷走したというのはあるかもしれません。

自分に似ていれば、似合うものは分かるし、自分の好み100%に張り切っていたかもしれないな。



結論。

妊娠・出産は浮かれたもの勝ち!!!

「あの頃、お花咲いてたねぇピンク薔薇笑い」とのちに笑うくらいでちょうど良い。

合言葉は「今しかできないことをする!」



普通か!ダッシュ笑い泣き