小学生の頃、母と喧嘩するたびに日記を書いていた。「私に女の子が生まれたら、娘には絶対怒ったりしないで、優しくお菓子作りを教えてあげるんだ。」。
母にしてもらった嬉しかったこと、嫌だったこと、自分だったら娘にどうするだろう…?そんなことを日々、心にメモしながら大人になった。
結婚式の直前に妊娠が分かって、何の根拠もなく「あ、女の子だ」って思った。式にはまだ見ぬ娘へのメッセージをたくさん詰め込んだ。
でも、式の翌月、産婦人科で告げられた言葉は…「あ、ほら、ここに付いてるね!」だった。
「え?」そんなはずはない、と思った。
青天の霹靂、という感覚でも、目の前が真っ暗、という感覚でもない。
ただただ、戸惑った。
おかしいなぁ…。自分の根拠のない自信の方が強くて、先生の言葉は、まるで見当違いのことを言われているような感覚だった。
そこからは、“現実?を受け入れる?”みたいな、頭の中に「はてな?」を浮かばせながらの作業が始まった。
えっと、私の、この、お腹の中の生命は、オトコ…の子??うーーん??
みたいな。
2分の1なんだから当たり前なのに、どうしても違和感しかなかった。
母にしてもらった嬉しかったこと、嫌だったこと、自分だったら娘にどうするだろう…?そんなことを日々、心にメモしながら大人になった。
結婚式の直前に妊娠が分かって、何の根拠もなく「あ、女の子だ」って思った。式にはまだ見ぬ娘へのメッセージをたくさん詰め込んだ。
でも、式の翌月、産婦人科で告げられた言葉は…「あ、ほら、ここに付いてるね!」だった。
「え?」そんなはずはない、と思った。
青天の霹靂、という感覚でも、目の前が真っ暗、という感覚でもない。
ただただ、戸惑った。
おかしいなぁ…。自分の根拠のない自信の方が強くて、先生の言葉は、まるで見当違いのことを言われているような感覚だった。
そこからは、“現実?を受け入れる?”みたいな、頭の中に「はてな?」を浮かばせながらの作業が始まった。
えっと、私の、この、お腹の中の生命は、オトコ…の子??うーーん??
みたいな。
2分の1なんだから当たり前なのに、どうしても違和感しかなかった。