年明けすぐに業者に連絡を取り始めていたバスルーム3つの改装。業者4人目に依頼してようやく開始しそう。


...ホントに長かった。


一人目(個人業者)は夫の遠縁に当たる人。「来週(1月中旬)からフロリダに2ヶ月間のバケーションへ行くので,戻ってからやる」ということで待っていた。3月下旬に計測に来てくれたが,フロリダで腰を痛めもう年だし退職することにしたと言う。


ちょっと待って誰かを紹介してと,友人の業者を紹介してもらった。が,今予約をすると早くて3ヶ月後(6月末)。つまり...5ヶ月くらい先なのだろう。関税で物価はどんどん上がるだろうし...もう待ちたくない。


さらに別の業者(ゴルフ仲間)を紹介してもらった。うちに計測・見積もりに来たが,その後テキストで連絡しても返信はなし。最初からテキストの返信はなくこちらから催促の電話を2度もかけ,それでも約束の日時は守らないし...。ゼネラルコントラクターだから,小規模工事はしたくないから無視し,こちらが諦めるのを待っているんでしょう。むしろ,恐ろしく高額だという不安もあった($25,000/¥350万以上とか)ので良かった。


4人目。親戚がバスルームの改装をしてもらった個人業者。当たり前のことだが,時間を守り信頼できる人だという。移民の方で英語にかなりの難はあるが,経験豊富らしく工事には関係ない。


うちのバスルームを見に来て...「改装しなくていいよ。新しいし,誰も見ないから」と言う。数年後にやる気がアップしているとは思えないし,価格は高騰する...今しかない。


紹介してもらった水道業者さんも同じ国からの移民で,2人は9年前から一緒に仕事をしているそうだ。


このような工事業者は顧客に催促されるのに慣れているらしいが,gently push(穏やかに催促)するのがポイント。「火曜までに連絡するって言ったのに今日はもう木曜日」とか「水曜の午前中に来るって言ったじゃない」と責めるのではなく,「連絡を待っています」や「午後は出かけるのですが,今日来る予定ですか」とあくまでもていねいにやんわりと...。


日本的に「時間通りは当たり前」とか「約束は守るべき」と正論を並べたところで,「学校じゃあるまいし」,「フレキシブルに!」という感覚なんです。3つ質問して返事が1つあれば上等。


ゼネラルコントラクターは,タイルから壁のペイントまで全部まとめてやってくれる...が,タイル・水道・ガラスドアをそれぞれ個人の専門業者に頼み,自分で買えるものを買っておくと,かなり料金が抑えられる。連絡を取り対応するのは根気が要るが,数十万円単位になるのだ。


タイルは自分で張る人も多いが...私も夫もやったことがなく,技術も工具もない。家の改装自体が初めて。ついでに,やる気も体力もない。


今後使う予定のない工具を買うお金・検討する時間,保管する場所については考えるだけでもムダ。失敗したり腰を痛めるとかケガしたり,カーペットや壁の破損とか...膨大な時間と労力を費やすことになる。


バスルームやキッチンの改装は家の価値がかなり上がると聞く。


セメントを入れたり古いバスタブを撤去したり,シャワーハンドル(上方へ)・排水口の移動(中央へ)工事もあり...絶対にムリ。トイレの水漏れ修理とは訳が違う。


自分でタイルやトイレ等を買うことにして,業者にはそれぞれの工賃がいくらなのか見積もりを出してもらった。そして,いい仕事をしたら他の人にも紹介するからねと付け加える。


専門の個人業者だと,今後の細かい修理なども簡単に依頼できるだろう。餅は餅屋!


4か月以上かかったが,この間十分に考える時間があった。隣人や親戚宅のバスルームを見に行き写真を撮らせてもらい,いろんな人に改装ポイントを教えてもらった。


使いやすさ・安全性・掃除のしやすさ・耐久性・素材・暖かさ・節水(トイレ)・デザイン,そして価格。


トイレの便器一つとっても,安いものは$100(約1万4千円)以下,高いものは...ネットで検索すると$9,000...!?130万円?あまりにも幅があり過ぎて,普通がわからない。


タイル専門店やホームセンターにも何度も行って,メモを取り写真を撮り,店員さんとも話したり,ネットでデザインや商品(トイレ・シャワー・レバー・排水口等)を検索したり...

図書館で借りた雑誌(AD/Architectural Digest/2024年)に載っていたこのバスルーム。落ち着いていて暖かみがありエレガント...!モダンクラシックというのか。壁の黒はちょっと強過ぎるが,こういう感じの色の組み合わせがいい。

床は木目調のポーセリンタイル,シャワールームの床と壁もこのバスタブに近いデザインに。

希望内容とデザイン画を用紙にまとめて業者さんに渡した。タイルと言えば12インチ四方と思い込んで数を計算していたら,「そのサイズはもはや昔の話。今のタイルは12✕24とか24✕48インチ」。48インチって,約122cm!

タイル専門店(Floor&Decor)に行ったら,ホントに大きなタイルが主流だった。目地の掃除は楽になるが,業者さんの作業は重労働だろう。

ちなみに,タイル店でも数をまとめた紙を見せると,日本人かと聞かれた(笑)。


タイル・シャワーヘッド・ハンドル・バルブ・排水口を購入し,後はトイレとガラスの扉。何でもすごい勢いで値上がりしているので(特に工賃),早めにやるのがいい。


後は業者さんと話し合って進めることになる。自分は作業する訳ではないけれど,a piece of cake(朝飯前)が口癖のこの業者さん...朝食はとっくに済んだが,初日から約束の時間に遅れている。