一昨年5-6月のドイツ旅行の後半はバイエルン観光。この日は,オーバーアマガウ,リンダーホフ城,そしてオーストリアへ。

ピラトゥスハウス(Pillatushaus)。
夫の従弟(ハンガリー人/グラフィックアーティスト/クリスチャン)は,ここで絵画の展示会の手伝いをしたことがあるそうだ。絵画って?と聞くと,ルーベンスとかピカソの絵だよとさらっと答える。同時に木工アートのワークショップなんかもやったそうだ。

オーバーアマガウは木工細工とフレスコ画,10年に一度村人が上演するキリストの受難劇で有名な村だそう。

十字架にかけられるキリスト。

連日天気が良く,この青空。コフェル山の頂きの十字架もきれいに見えた。

村を少し下ったところにあるのがグリム童話の家々。民家なので,庭で子ども達が縄跳びをしていた。

赤ずきんちゃん。

屋根の三角と描かれている山がコフェル山の一部のよう。

ブレーメンの音楽隊。
ブレーメンにも辿り着かず音楽隊にも入らないのに,このタイトル...最高。

ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家はストーリーに沿っている。
オオカミと七匹の子ヤギ。
これもグリム童話だったのかぁと思いながら写真を撮った。考えてみると,子どもの頃に読んだ外国のお話はほとんどグリム童話だった。今の子ども達も読むのだろうか。

手の込んだていねいな作りのもの,小さくてかわいらしいもの,長年大切にされてきた美しいもの...そういうのがドイツにはあった。大量生産大量消費するアメリカとは全然違う。

観光地でありながら,このグリム童話の通りには誰もおらず,静かな日常という感じ。カフェで休憩したりしながらゆっくり散策したい素敵な村だった。