クイズのようなタイトル。
夫の親戚が好きなので,コスコ(Costco)やWhole Foodsなどでよく梨や柿を買う。
生まれて初めて柿を購入したのは,ミシガンに来てから。果物や野菜を求めてJoe Randazzo'sに月に一回は行っていたものである。
柿は,パーシモン(persimmon)というたいそう立派な名前がついている。食事会でアメリカ人に出すと,みんな食べたことがないそうで...「見た目はパンプキンで,味はメロンね!」。確かに色はカボチャだが,メロン味?
ギリシャ旅行を控えた隣人に聞かれた。「あなた,タコって食べたことある?ギリシャで初めて食べるので楽しみ!ところで,吸盤も食べるの?」と(笑)。戻って来てから,「で,タコはどうだった?」と聞くと,「鶏肉の味だったわ。おいしかった!」。
柿は柿で,タコはタコの味だけど...知らぬとそうなる。確かにワニの肉とかナマズを食べた時は,知っている味に例えて納得したり伝えたりした。逆に,柿は知っていてアメリカのパンプキンを初めて見ると,「柿みたいな色ね」と形容するだろう。
ミシガンに来て驚いたのは,野菜や果物が店に豊富に並んでいて年中安いということ。形が不揃いなのは構わないが,味は薄く日本のニンジンやトマトとは比べものにならない。実家の裏の柿は味が濃厚だし,お腹が空けば,びわにイチジク,グミを採りに庭に出た。梅とスモモはお酒にし,金柑は風邪の時に煎じて飲ませてもらった。石垣の横には大きなナツメの木もあった。地元の梨園で採る梨はみずみずしくじんわりと染みる味。ミカンも米も日本の農作物が断然おいしい。