今年はお葬式が多くて...隔月で参列しているような...。


先月は,夫のはとこに当たる方が天国に旅立たれた。葬儀前日のお通夜にあたるVisitationでは,Time of sharing という時間が設けられ(約1時間半),参列者が挙手・登壇して故人との思い出を語り合った。料理好きで明るく誰からも愛された方で...数回しかお目にかかれなかったが,とても幸せな人生だったということが伝わった。


それにしても,お通夜と葬儀の服装は実に自由で...靴はバスケットシューズや素足&サンダル,ロングブーツ。服装はジーンズにフード付きのパーカー。夏などはTシャツ短パンにビーチサンダルという人もいて,庭仕事の途中で寄りましたかという出で立ちである。女性は肩紐のみのトップスに超ミニスカート,赤いバラのワンピースにピンクの上着。黄緑色のスカーフに,バスケットボールでも入っていそうな大きなショルダーバッグ。とまあここまではもはや見慣れているが...今回の,クマの被り物には驚いた。ぬいぐるみ仕様の帽子である。しかも彼は登壇してスピーチ。


教会でのお葬式の後は通常,埋葬・食事会という流れだが,最近はクリスチャンであっても火葬にされる方が多い。大抵火葬は済んでいるので,教会からレストランへ移動して昼食をとる。


夫の親戚は父方母方両方とも愛情深く,互いを尊重し合い責任を持っている。親戚とあればどんな遠縁(はとこの奥さんの妹とか)でも,近くに住んでいる人達が集まって手助けする。日本人は私一人だが,イヤなことは一度も言われたことがない。大事にしてもらっていることを当たり前に思わぬように,心したい。


近くに住んでいるからできることがあったら言って下さいねと近親者に告げて,バンケットルームを後にした。