ガレージセールの数日前に,隣のアメリカ人が言った。「今アルバムの写真を全部剥がしているところ。Who cares about my Europe trip? ってことよ!アルバムを全部売るわ」。 

 

自分たち夫婦で行ったヨーロッパ旅行なんて,誰が興味ある?息子も孫も知ったこっちゃないってことよ!とバッサリ。

 

自虐に素直に同意するのもなあと思い,「そうそう,誰が私の叔母さんの旅行の写真を欲しいかってことよね」と答えると,「あなたの叔母さんどころか,あなたの写真だって誰も欲しがってやしないわよ」。笑。確かに。

 

夫の親戚が亡くなったり施設に入ったりした時,アルバムが誰かの手元にいく。子や孫は世代が違うので,兄弟姉妹や従兄弟等のところへ。受け取った人も要らないと思っているが処分しづらいので,「これはあなたが写っているからどうぞ」と夫に持って来たり。

 

以前日本の友人に,写真付きの年賀状は処分しにくいと話したら,「お年玉くじの当選発表が終わったらすぐに全部処分」という答え。潔い。自分が写っている訳でも自分の家族でもないし...一度見たらそれでお役目終了にしないとモノは増え続ける...。

 

日本からフエルアルバムという重くて表紙も分厚いアルバムを数冊持って来たが,一度も開いていない。データで保管するのがいいんだろうが,プリントはプリントの良さがあるし…せっかくプリントして時間をかけて貼ったんだし…。ネットの画像で見て,惜しみつつ消えていくくらいがいいのかも。

 

隣人の高齢者たちはアルバムや宝石などの処分の話をしている。金のネックレスを鑑定してもらったとか形見の指輪を売ったりしたとか。高級品や思い出の品の処分は難しい。

 

今回初めてアクセサリーをいくつか売った。アルバムは後で考えるとして...次回はもう使わない靴やバッグ,スカーフ等...もっと出そうと思う。