ガーデニングの季節がやって来た。

 

15年ほど前か,近所のCVSファーマシー(ドラッグストア)で買ったゴム製の外履きスリッパがいよいよダメに...。Garden Clogsという園芸用のかかとのない履物で,つま先が覆われている。実に丈夫で履きやすかったが,底のつなぎ目から水が沁みてくるように...しかも左右同時に。$6くらいで買ったと記憶している。

 

裏側に靴用のボンドをつけてみたり,内側にガムテープ(duct/duck tape)を貼ってみたり...いろいろ試みたが,ガムテープでベッタベタになっただけ。晴れた日にも履けないので処分した。

 

ガーデニング用の外履き(garden clogs)は,靴屋さんには置いていなかった。頼みのWalmartにもない。2月にボートとか売るのに,ガーデニンググッズはどうした?

 

どこに行ってもあるのはクロックス(crocs)という,あの穴の空いたボワッとしたサンダルばかり。あの色と形,そして素材...。安っぽい見た目で,$10以下なら買ってもいいと思っても,穴が開いているので庭仕事には不向きだし...激安ショップでも$30ほどであった。

 

カワイイのかカッコいいのか,ただ機能的だからなのか?あれを履いて何処かに出かけるのかと思って人様の足元を見ると,結構目につく。日本ならば,洗濯物干し用なのか,犬の散歩用か。看護師さんとか仕事用なのか,風呂掃除用っぽいフォルムだし...。


まあここは大都市ではないから,どんな服に合うのかなどとは考えなくてよい。なんでもいい。一般アメリカ人の服装はシンプル,(ヨレヨレの)Tシャツに短パンと極めて質素だ。

 

日本で言えば,「靴?安全靴一辺倒です」と主張しているというか,諦めさえ感じるクロックス。よく差別化して「人には2つのタイプがある」と言ったりするが,「クロックスを履くかどうか」は大きな分かれ目のような気がする。


個性を出そうと飾りをつけるともっとダサくなると思うんだが...。

 

偽物とか本物とか考えるのもメンドウ。アメリカの商品の色はどぎつく,カワイイとダサいは本当に紙一重。とにかく...クロックスは,この先も庭先でも履くことはないし,日本からお土産に買って来てと言われることもないだろう。

 

仕方なく,先月オンラインショップでガーデニングスリッパを購入した(緑色/$34.99)後で,気づいた。きちんとした靴コーナーや園芸店ではなく,ALDIなんかにポンと置いてありそうだ。

 

そう言えばドイツでもらったルーマニアのチラシ(Lidl)に載っていた。先日(5/6)ALDIにあるかも!と気づいて行くと...

本当にあった。

 
青い方はALDIのスリッパ($8.99)で,メイドインBosnia and Herzegovina。
左上はLidlのチラシ,右上はALDIのチラシ(ここには膝置きシートが掲載),左下は膝当て,そして右下はALDIのスリッパ。

膝当て($6.99)は,日本の¥100ショップで買って来たのがあるけど,安かろう悪かろうで...こちらが断然良い。種まきや植え替え,草取りなど,膝当ては地味に必要だ。

日本にありそうなコンパクトで安価な品物は,ドイツの店ALDIで見つけることが多い。