年に何度かお悔やみのカードを贈ります。デジタルの時代にそぐわない,切手代も値上がりし,コスパだのタイパだのが悪いと考える人も多いでしょう。カードを用意してメッセージを書く。封筒に住所を書いて切手を貼って投函する...


ただ,自分の大切な人が亡くなった時に,ラインでひと言メッセージを受け取ると考えれば...嗚呼,それでいいという人もいるんだろうなあ。


(多分アメリカで)絶対に欠くことのできないカードはと問われれば,クリスマスカードでも誕生日カードでもなく,お悔やみのカードだと言えます。


白や紫色の花の絵がついたシンプルなカードで,白ユリやチューリップ,アジサイの絵も多い。


イースターには,白・紫・黄色の花。ユリ・スミレ・水仙・ヒヤシンス・クロッカス・チューリップ等。


こちらはイースター・お悔やみ・お見舞い用のスタンプセットです。

色を変えれば良い場合もありますが...イースターやお悔やみを思わせる花は,わざわざバースデーカードには使わなくてもいい。深い意味でもあるのかと引っ掛かりが残るから。


昔,総領事館でのパーティに招待された時,注文していたアレンジを取りに花屋さんに寄りました。白い菊の花がいっぱい...ショックを受けていると,「アメリカでは仏事の花じゃない」と花屋さんと夫に説得されました。郷に入れば郷に従え,です。


手作りの場合,何でも自由に作れるという利点はありますが...この国の文化に合っているか,受け取り手がどういう印象を持つか,そういうところを考えるのが興味深いと思います。